探鳥会通信

日本野鳥の会千葉県で開催している探鳥会の様子等をゆる~く、まったりお伝えします。

西印旛沼探鳥会(2023年3月19日)

2023年03月22日 10時17分02秒 | 探鳥会

久しぶりにさわやかな晴天に恵まれ気分上々です。
集合場所の公園は、いつもなら6,7種は鳥を見ることができるのですが、この日は「さくらPR祭り」が催され
早朝から人が集まっているため、スズメとヒヨドリ以外はどこかへ行ってしまい、ちょっと残念でした。


コゲラを見ています。探鳥会が初めての方々もいて、興味津々の様子でした。

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ツミを見つけました。オスとメスそれぞれが空を飛ぶ姿も見ることができました。


「まだ開花宣言できないね~」と桜の木を見上げているところですが、メジロやシジュウカラやウグイスが
美しい声で鳴き、ツグミは暖かそうな地面でぼーっと日向ぼっこしており、野鳥たちは春爛漫です。


ノスリです。わりに低空をトビとけん制しあうように旋回して、二種類の姿の違いをしっかり観察できました。


こちらはノスリの相手のトビです。
また、ハシブトガラスが巣材の小枝を咥えて飛ぶ姿が頻回に見られ、子育てシーズン到来です。


道々でホオジロやキジやカワセミ、そして空にイワツバメを見つけました。


沼のカモ類の数は減りましたが、ヨシガモ、マガモ、コガモ、カルガモの4種類を確認。
観察場所からはヨシガモが多く見えました。


オオジュリンの頭が黒くなっています。


ダイサギも婚姻色を帯びつつあります。


「ベニマシコの声がした!」というので大急ぎで探します。
粘り強く皆で探して無事に確認でき、この日は39種。珍しいことにムクドリの姿が見えませんでした。

これからは、鳥の営巣子育てシーズンです。子育てしている姿は微笑ましいものですが、鳥たちは命がけです。
鳥に不安を与えないよう、観察は思いやりを持って、遠くから静かにそっと、
ちらっと見たらすぐ去る、くらいの慎重さが必要ですね。野鳥保護のために大切なことです。

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花見川探鳥会(2023年3月12日)

2023年03月16日 11時30分00秒 | 探鳥会

連日、4月並みの暖かい日が続きコートが無くてもよいくらいの陽気の中、参加者12名で探鳥会を開催しました。


花島公園に入るとツグミが現れ、木の上にシメを見付けました。
くちばしの境目当たりから黒くなりだしています。もうじき、夏のくちばしの色になると思います。


花島公園の中島池ではいつものようにコガモ達が杭の上で羽を休めていますが、
奥のコンクリート枠の上にブロックが組まれていました。
このため、池のアカミミガメは別の場所で甲羅干しをしています。


羽を休めるコンクリート枠が使えないためか、池のはずれにいるコガモがいつもより多い気がします。


花島橋の下流に2羽のバンが水草の上にいました。2羽とも額の色が薄いので昨年生まれの個体かもしれません。


花島橋でバンを見ている最中に遠くの木にタカが止まっているのを発見しました。
フィールドスコープで見てみるとハイタカでした。


花見川沿いの遊歩道を進んでいるとカワセミの声が聞こえています。
遊歩道の脇に生えている笹が無い場所の対岸に2羽のカワセミが止まっています。
くちばしの色からどうもペアのようです。


昼食後、横戸緑地を歩いているとカラ類の混群に出会いました。
そのうちカラ類とは別の声がして、木々の間を飛んでいます。


何かと思い双眼鏡を向けてみると、そこに居たのはビンズイでした。


ビンズイを観察していると、その上空にタカが現れました。
探鳥会でこのタカはオオタカとしていましたが、撮影された写真を再度確認した結果ハイタカでした。


平成25年から行われていた柏井橋の架け替え工事が終わり共用が開始されました。
仮設橋の撤去が終われば上流が観察しやすくなると思います。


探鳥会の最後は花見川団地内で鳥合わせです。
探鳥会の観察種数は28種としましたが、先程のオオタカをハイタカに訂正したため27種に修正します。

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手賀沼探鳥会(2023年3月5日)

2023年03月06日 16時30分00秒 | 探鳥会

北風が吹き、思ったより寒い日になりました。それでも15名の方が参加され、担当幹事4名で開始しました。


手賀の丘公園内は地上にキャンプサイトが広くあるので、
鳥は樹の上の方に集まり、自然と見上げながらの探鳥になります。


手賀沼の土手の上に出ました。沼と反対側の田んぼを見ています。


田んぼでは春の田起こしの最中で、ダイサギがトラクターの後をついてまわり、大きなカエルを捕まえました。
冬眠中のカエルにはとんだ災難です。


沼のカモ達は大半が北に帰り、目立ったのはマガモの群れでした。
遠くにミサゴ1羽、ハジロカイツブリの群れが見られました。


ここでは外来種のコブハクチョウが我が物顔で遊歩道の真ん中で休憩中です。


寒空にはトビが旋回し、久しぶりのハヤブサも現れました。
上空高く、撮った写真は証拠写真程度の出来でした。


農道から探鳥です。ここではヒバリ、タヒバリが見られ、遠くの方に猛禽が1羽飛んでいました。


飛んでいたノスリが舞い降りた先はいつもの電柱ではなく、電線の上でした。


手賀の丘公園の裏手の谷津田で探鳥中です。
ジョウビタキ、ヤマガラ、シメ、カシラダカ等が見られ、公園内よりにぎやかでした。


公園内に戻ると短時間でしたがアカウソが現れました。
いつもと違う道を通ると、林の中に幸いにもルリビタキ♂とシロハラを見ることが出来ました。


どんぐりの家前で鳥合わせ中です。確認した鳥は47種でした。
来月の開催は4月2日(日)、夏鳥のサシバやコチドリとの再会を期待しています。

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利根運河探鳥会(2023年3月1日)

2023年03月02日 14時57分00秒 | 探鳥会

4年ぶりの当地探鳥会です。東武線運河駅東口に集合し、参加者15名、担当幹事4名で利根運河に出ました。


春のような日差しの下、運河には50羽以上のヒドリガモが見られました。


運河の土手を進むと、下の茂みに数羽の小鳥が見えます。ホオジロかアオジか?


居たのはベニマシコの雌、枝陰ながらなんとか3羽を確認出来ました。


東京理科大の理窓自然公園に入りました。猛禽が1羽、上空に現れ鉄塔の上にとまりました。


鉄塔の上にとまったのはオオタカでした。公園内に獲物を探しているようです。


近くの林にとまっていたノスリも上空を旋回しました。


公園内の白鳥の池にはカルガモ、マガモ、ヒドリガモが見られ、数羽のオカヨシガモが
お尻を上に突き出し水草を採餌していました。何かユーモラスです。


理窓公園から運河に戻る途中です。黄色い花が咲いたミツマタが帰り道の道標です。
奥の草原にはゆっくり横切るキジ雄が見られました。


運河の土手に戻り、左岸を江戸川方面に向かう途中、オオバンの群れ近くにバン2羽が現れました。


探鳥コースの終点「におどり公園」到着は13時少し前。
予定が遅れ申し訳ありませんでしたが、遅い昼食の後、鳥合わせを行いました。
昼食中に現れたシロハラを含め、確認した鳥は40種でした。


探鳥会解散後、希望者と一緒に新川耕地を見下ろせる運河土手に進みました。
遠くの田んぼ、農耕トラクターの周りにはミヤマガラスと思われるカラスが多く見られました。


熱心に探された方がタゲリを見つけました。スコープで見ても何とかそれと判る程度でしたが
確かにタゲリ(黄色い丸内)でした。

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