探鳥会通信

日本野鳥の会千葉県で開催している探鳥会の様子等をゆる~く、まったりお伝えします。

谷津干潟探鳥会(2023年6月25日)

2023年06月26日 12時30分53秒 | 探鳥会

梅雨時ですがここ数日は晴れてムシムシする日が続いています。
そんな中17名のみなさまにご参加いただきました。(感謝!)
引き続きコロナ懸念はありますが熱中症回避も必要ですので各自のご判断で無理なく活動されるようお願いしました。


貝殻島にはカワウやサギ類、カルガモの中に珍しくヒドリガモが1羽混じっていました。
渡らなかった個体でしょうか。


夏空が広がります。先週アオサの除去作業が行われたとのことで水面はすっきりしていました。


鳥が少ないので常連の鳥たちをじっくり観察しました。コサギの黄色い足指がよくわかります。


対岸の遊歩道を進むと樹々の中に鳥の気配が!皆で眼を凝らします。


コゲラが至近距離で採餌する様子を見ることができました。かわいいキツツキです。


そばの木にはキジバトも小休止していました。目や羽の様子をあらためて観察しました。


谷津公園の芝生広場を進んでいると樹間にまたコゲラを発見しました。


コゲラは2羽いて1羽は幼鳥のようで親子かと思われます。人(我々)が居るのに警戒感が薄く少し心配でした。


淡水池ではカルガモの親子、カイツブリの親子が見られました。子供も順調に大きくなっています。
背後のヨシ原ではオオヨシキリが盛んに囀っていました。


センター前の芝生広場で鳥合せです。今日の出た鳥は23種でした。
幹事から6/20のNHK首都圏ネットワークで谷津干潟の特集が放映されたとの紹介がありました。
鳥の少なくなった要因の1つにアオサがあるとの基本論調でしたが、ブルーカーボンという観点からは
アオサにもそれなりの意義があるという説明もありました。
自然環境のバランスにも多様性があり単純ではないですね。

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西印旛沼探鳥会(2023年6月18日)

2023年06月20日 21時31分21秒 | 探鳥会

開始早々、ツミが現れ盛り上がりました。ツバメの群れを追いかけているようでした。


朝から蒸し暑く、日陰に入って観察します。
静かに耳を澄ますと、メジロやヤマガラ、コゲラの声に混じって遠くからホトトギスの声も聞こえてきます。


この日の参加者は8名で、のんびりと和やかな雰囲気です。中央の桜の古木に何かいるようです。


夏の到来を感じさせるタマムシでした。
数年前までは夏になるとよく見かけたものですが、この頃はすっかり珍しい存在となってしまいました。
この後、これも珍しいことに、近くの木々の中から雌のホトトギスの声を皆ではっきりと聞くことができました。
ピピピピピ、と涼やかな美しい声です。


田んぼでは、オオヨシキリが元気に囀る中、サギが点々と見えます。


畔にいたコサギとカルガモファミリーです。草の間に見え隠れするカルガモは全部で8羽いました。


その向こうの田んぼにはチュウサギがいます。


振り返れば、少し遠くにダイサギとその奥にキジがいて、
この後さらに、若いアオサギやホシゴイも見られ、にぎやかでした。


2羽で活発に飛び回る幼鳥を判定中です。ハクセキレイかセグロセキレイか、さあどっちかな?
セッカやウグイス、ホオジロの声も聞こえています。


沼で確認できたのは、カワウ、カワセミ、オオヨシキリくらいでしたが、
涼しい風が吹いて暑さがずいぶん和らぎました。


鳥合わせ場所に到着です。この日、確認できたのは31種。
そのうちツバメ、ムクドリ、シジュウカラ、セグロセキレイ、カルガモ、ゴイサギ、アオサギは幼鳥を見ることができ、
その愛らしさに幸せな気分になりました。
また、スズメとカルガモの雌雄の見分け方も学んで、充実した探鳥会でした。

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千葉ニュータウン探鳥会(2023年6月6日)

2023年06月07日 15時01分50秒 | 探鳥会

千葉ニュータウン中央駅前に集合中です。
昨年は駅近辺でイソヒヨドリが見られたのですが、今年は現れてくれませんでした。
上空にはイワツバメが数羽飛びまわっていました。


ニュータウン大橋から調整池のサギのコロニーを見ています。
多くサギが右岸の近い林に営巣しており、サギ類とカワウを良く観察出来ます。


サギ達は橋の上空を通過するので飛ぶ姿を双眼鏡でもしっかりと確認できます。これはチュウサギです。


多くのサギの中に一羽のアマサギが見られました。
最近は少なくなり、初めて目にする参加者も多く注目を集めました。


戸神地区に移動し、宗像神社前で小休憩をとります。
林の奥からホトトギスの声が聞こえ、戻り道、短時間でしたが樹上にその姿を確認できました。


神社からの戻り道、ラミーカミキリ2匹を見つけました。
青と黒のパンダ模様がきれいです。江戸末期に入ってきた外来種です。


戸神地区の台地を下りて戸神川に向かう途中、目の良い方が遠くの電柱にとまるサシバを見つけ、望遠鏡で何とか確認中です。


戸神川沿いの農道を公園に向かって移動中です。
周りではオオヨシキリ、ホオジロ、斜面林の奥からはキビタキの囀りが聞こえてきました。


公園近くの灌木から、思いがけずセンダイムシクイの囀りも聞こえました。
生態園の葦の上で囀るオオヨシキリです。


北総花の丘公園のバーベキュー広場で昼食中、その上空をピクーイと鳴きながらサシバが飛びました。
今度は全員でその姿を見ることが出来ました。
ゴイサギ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギのサギ類6種を含め、確認した野鳥は35種でした。

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小櫃川探鳥会(2023年6月4日)

2023年06月06日 17時29分09秒 | 探鳥会

昨日昼までの風雨が過ぎ日差しの強い好天となりました。
暑くなりそうな気候を懸念されたか参加者は常連さん1名(+幹事5名)でした。
少人数ですがこの季節ならではの植物・カニ・虫なども期待して探鳥会スタートしました。


車で小櫃川河口の船溜へ移動しました。
到着すると久々に小櫃川上空をアマツバメ2羽が三日月型の翼で颯爽と飛翔していました。
腰の白さがわかります。


アマツバメの下面です。胸から腹へのウロコ模様のような横斑がわかります。


河口から干潟入口へは青々とした田んぼをのんびり巡りました。
セッカが舞いカルガモやキジの姿が見られました。


干潟入口から前浜まで所どころ雨の水たまりが残る道を進みました。
途中の中州では名物チゴガニが可愛いらしくダンスしていました。


前浜へ到着です。今日は大潮で水際ははるか遠く見渡す限り干出した砂地です。
昨日までの荒れた天気で漂流物も多かったです。


砂浜では特徴のあるスナガニの巣があちこちに見られました。
中央の深い穴(数十cm~1mにもなるそうです!)を掘る際に砂を放射状にかき出します。


距離も遠く陽炎が立ち鳥の姿を見つけてもスコープでも判別が難しかったです。
2種が各2羽ずつ視認できたので幹事2名がぬかるみを“遠征”して写真判定してくれました。


1種はズグロカモメでした。頭が黒くない個体2羽でした。カニを採餌していました。


もう1種はダイゼンでした。こちらも顔や胸が黒くない幼鳥と思われる個体2羽でした。


今日の出た鳥は23種でした。
田んぼではだんだん希少になりつつあるチュウサギも複数見られ楽しい探鳥会でした。

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