探鳥会通信

日本野鳥の会千葉県で開催している探鳥会の様子等をゆる~く、まったりお伝えします。

北印旛沼探鳥会(2023年1月22日)

2023年01月24日 12時30分00秒 | 探鳥会

甚兵衛公園の松の幹にワラが巻かれていました。「こも巻き」と言われる冬の風物詩です。
マツカレハという害虫を駆除するためのものだそうです。
令和5年の最初の北印旛沼探鳥会です。寒い朝でしたが、遠方からの参加者さんも大勢来て下さいました。
16名(小学生2名含む)幸先のいいスタートとなりました!


カワラヒワやヒヨドリの声がします。
農耕地から沼に向かいますとトビの「ピーヒョロヒョロ」の声が盛んに聞こえてきました。


田んぼでトビが捕まえた獲物(小鳥?)をカラスが横取りしようと集まっているようです。 
しばらくその様子を見ていましたがどうなったのかわかりません。


北総線の橋げたにサギが隠れていました。


どんよりとした空でしたが、なんと綺麗な山がぽっかりと浮かんで見えます
日光の「男体山」だと参加者の詳しい方から教えていただきました。驚きです。


白い鳥が飛んでいるな、と思ったらユリカモメでした


ミコアイサが群れになって泳いでいました。オスとメス。向こうにはキンクロハジロです。


トモエガモの大集団(2万とか3万とか・・)が今日も見られました。
空も沼も覆いつくさんばかりです。初めて見られた方は、その数に圧倒されて感無量!です。


振り向くと田んぼにタシギやイソシギを発見!保護色になっているタシギを見つけるのは至難の業です。
カメラに収められず残念。この小さなイソシギを最初に見つけたのは小学生の男の子! 
子供の目は時として、スコープより精巧ですね。感心しました。


沼で漂うトモエガモが少しこちらに近づいてきました。はっきりと巴模様が見えます。
今日は、猛禽類の出が悪かったですが、45種+1種の確認となりました。
皆さん、寒い中お疲れ様でした!来月もお待ちしています~

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江戸川探鳥会 望遠鏡の紹介(2023年1月21日)

2023年01月23日 16時30分00秒 | 探鳥会
1月21日に開催された江戸川探鳥会で見かけた望遠鏡(フィールドスコープ)を紹介します。
探鳥会では他にも多種の望遠鏡が使用されていますので、実機に触れ、望遠鏡購入の参考にして頂ければ幸いです。


1台目:1950年代にコーワより発売された当時スポッティングスコープと呼ばれた望遠鏡です。
対物レンズ口径60㎜で、長年バードウオッチャーに愛用されていました。今も愛用されています。
性能は良いが防水仕様でないのが時に困るとの愛用者の言です。


2台目:これは近年コーワより発売のコンパクト高性能機です。
対物レンズ口径55㎜ですが、大口径のスコープを越える性能です。
800gと軽量コンパクト、防水仕様です。


3台目:ビクセンのコンパクトな望遠鏡です。対物レンズ口径52㎜、重さ500g以下と双眼鏡と同じほど小型で、
コスト・パフォーマンスに優れ、女性幹事に愛用されています。


4台目:コーワの対物レンズ口径77㎜の望遠鏡です。性能はいいですが、重さ約1.3kgもあり、
これを支える大きな三脚を含めるとかなり重くなるのが欠点です。
使用始めて12年経ち、風雨にさらされ、あちこちにぶつけ傷だらけですが性能は健在です。

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昭和の森と小中池探鳥会(2023年1月21日)

2023年01月23日 12時00分00秒 | 探鳥会

開始の挨拶前に近くの木にシロハラがとまりました。木の洞にたまった水を飲んでいるようなしぐさでした。


天気は良かったですが風が冷たいです。
参加者13名+幹事4名で自己紹介&探鳥コースの確認をしてスタートしました。


湿生植物園でジョウビタキ雄やアオジを観察して下タ池に出ました。
池にはマガモとオオバンが多く、オカヨシガモ、カルガモが少し混在していました。


梅林では鳥の気配はありませんでしたが白梅・紅梅が咲き始めていました。
黄色いロウバイも満開で綺麗でした。


昭和の森から林道を下り、小中池で水鳥の観察です。
マガモが主体でしたが何か混じっていないか目を凝らします。


じっくり観察してみるとトモエガモが結構混在していました。
遠くて証拠写真程度ですが雄・雌が休息しています。マガモに比べてかなり小さいのがわかります。


オシドリは対岸奥に潜んでいて観察開始時には数羽しか確認できませんでしたが、
その後猛禽に驚いたのか?でしたが群れが奥から水面へ出てきました。


昭和の森に戻り、湿性植物園脇を通ると一面の枯草の中に何やら発見しました。


期待していたトラツグミでした!地面と枯草と体色が保護色で、そこにいると判っていても目を離すと見失いそうでした。
幸い逃げずにずっと留まってくれて全員で確認できました。


広場に戻って鳥合せしました。今日の出た鳥は44種でした。
全体的に鳥の気配の少ない静かな探鳥でしたがトモエガモやトラツグミもしっかり見れてラッキーでした。
長年幹事を担当された小瀧さんが本日の探鳥会をもってご退任されるため、最後にご挨拶をいただきました。
長い間お世話になりありがとうございました。

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江戸川探鳥会(2023年1月21日)

2023年01月22日 22時30分00秒 | 探鳥会

松戸駅前に9時に集合、参加受付中です。快晴の空ですが少し風が強い日でした。
参加者23名、担当幹事5名で出発です。


江戸川の土手から河川敷を見ると樹上にはツグミがとまり、ヒヨドリがうるさく飛び交っています。
川面は強風で波立っていました。


頭上に早速ノスリが現れました。風切羽も尾羽もきれいな個体でした。


松戸川沿いの葦原はきれいに刈られ、江戸川と手前の松戸川がよく見えます。


松戸川と江戸川の間の散策路は草刈り中の為、入れませんでしたが、外側からでも松戸川がよく見えました。
その間、シロハラ、アカハラ、ジョウビタキ等を見聞き出来ました。


上空には定番のチョウゲンボウが飛翔し、ホバリングを見せてくれます。


強い風で波立つ江戸川に見え隠れするカンムリカイツブリ1羽確認できました。


松戸川沿いを探鳥後、平らに耕されたお花畑に出ました。
近くの土手からタヒバリが飛び、川近くの葦原からはベニマシコの声がかすかに聞こえてきました。


耕された花畑にはハクセキレイ、ヒバリが見られ、ホオジロのオスとメスが懸命に草の実を拾い食べていました。


花畑の開けた上空にはノスリが2度も現れました。それぞれ違う個体のようです。
この河川敷には最初に現れたノスリと合わせて3個体がいるのでしょうか。


ノスリの次はトビが悠然と上空を旋回しながら現れました。


強風を避けるために葦原内の道に場所を探し、鳥合わせ中です。
強風の悪条件ながらも31種の鳥を確認出来ました。次回は3月18日です。
私たちも冬鳥も皆様の参加をお待ち致します。

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西印旛沼探鳥会(2023年1月15日)

2023年01月17日 15時30分00秒 | 探鳥会

厚い雲に覆われましたが、その割に暖かく風もない穏やかな天候で、13名の方に参加いただきました。
宿内公園に到着早々、コゲラがお出迎えです。


行く道々でヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、コゲラ、シロハラなどの声が聞こえ、暖かいせいか、
その声はいつもより華やいでいるようで、春めいて感じられます。


星神社ではツグミやシメが姿を見せてくれました


臼井城址公園にやってきたカワラヒワの群れです。


スズメも賑やかです。


ロウバイが濃厚な香りを放っています。


ダイサギとオオバンしか写っていませんが、ここがこの日最も盛り上がった場所です。
アカハラ3羽が木の実を食べており、ジョウビタキが舞い、奥の方では、右側にある田んぼから
複数羽のツグミが盛んに行ったり来たりしました。
一瞬でしたが、キセキレイやヒクイナも姿を見せてくれました。


そのアカラハ3羽のうちの2羽です。


沼では、めずらしくノスリが2羽、私たちの目の前を横切って行きました。


この日の探鳥会はツグミ類dayで、最後の鳥合わせ場所にまで来てくれたツグミの写真を撮ったら
アカハラも割り込んでいました。最後にカシラダカを見つけて、確認できた鳥は46種。


(カシラダカ 撮影地:我孫子市)
※カシラダカは、2016年にIUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト絶滅危惧Ⅱ類(VU)にランクアップされ、
世界的に激減しているそうです。日本でも一昔前までは各地で冬鳥としてごく普通に見られましたが、
現在ではいなくなってしまった県もあるとのこと。
その原因は、渡り途中の人為的な捕食、森林火災、森林伐採、農薬使用による環境破壊などが
疑われていますが、定かではありません。

↓(参考)「カシラダカが絶滅する?」(山階鳥研 副所長 尾崎清明 2018/12/5掲載記事)
https://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/news/201811kashiradaka.html

生き物を守る生活を心がけたいものです。

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明治神宮新春探鳥会(2023年1月12日)

2023年01月12日 21時00分00秒 | 探鳥会

明治神宮南参道の大鳥居前に集合です。参加者5名、担当幹事4名でスタートです。
大きなクスノキの下には黒い実が沢山落ちていました。


協力費500円を納め、御苑に入りました。藪の中からウグイスやアオジの声が聞こえてきます。
ルリビタキも一瞬飛び出し横切りました。


苑内のいたるところからヒヨドリの声が聞こえてきます。1羽は赤色が目立つイイギリの実を啄んでいました。


人懐っこいヤマガラは近くに寄って来て、手のひらに載せた木の実をさっと咥えて飛び去りました。


苑内の池にはカモは見られませんでしたが、雌のカワセミとカイツブリがいました。


今冬は見る機会が少ないツグミが枝先に2羽止まっていました。


皆さん、2-3m先の地面を見ています。


草の実の食べることに集中しているのか、人慣れしているのかアオジの雌が間近に見られました。


アオジを見ている時、上空にオオタカが現れ、ハシブトガラスにしばらく追われていました。


御苑を探鳥した後、それぞれに列に並び本殿に参拝しました。参拝後、西神門から西参道を通り、北池へ行きます。


北池を橋の上から観察中です。周りにはシジュウカラやヤマガラの声が聞こえてきます。


北池にはマガモの群れがいました。オシドリが居たのはもう昔の話ですね。
宝物殿前の広場に戻り鳥合わせを行い、20種の鳥を確認しました。
少ないですがカワセミもオオタカも見られたので満足です。

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花見川探鳥会(2023年1月8日)

2023年01月11日 14時30分00秒 | 探鳥会

今年最初の花見川探鳥会です。風もなく天気に恵まれ快晴で、参加者は5名です。
自衛隊の演習のため時折、鉄の鳥が見られます。


花島公園の雑木林に入るとツグミやカラ類の混群が現れ、幸先良い出足しです。


花島公園の谷津池は奥の方が凍っているため、カモ達は手前に集まり近い距離で見られます。


谷津池では久しぶりにカワセミが姿を見せてくれたので、参加者は皆ゆっくりとその姿を堪能しました。


花見川に出るとモズが枯れ草の上に長い時間止まっています。


1月は毎年恒例の鳥運祈願のため花島観音にお参りです。


今シーズンの冬鳥の渡来が少ないためか花見川沿いに生えているムクノキの実はたくさん残っています。
やっと渡来したアカハラやシロハラがあちこちで頻繁に姿を見せてくれます。


花見川沿いを進んでいると最後の2人がずっと足を止めて動かないどころか手招きをしています。
2人が示す対岸の方向をよく見ると・・・・。


なんと、木の枝の隙間の奥にいるのはフクロウでした。
探鳥会では滅多に見ることができない出会いに、参加者は皆感激していました。(参加者提供)


柏井市民の森は先月に引き続き立ち入り禁止です。
そのため、今回も探鳥会の最後は団地の東屋での鳥合わせです。観察したのは32種でした。

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手賀沼探鳥会(2023年1月8日)

2023年01月10日 21時30分00秒 | 探鳥会

手賀の丘公園どんぐりの家前に集合中です。風もなく晴天の探鳥日和でした。
参加者は36人、担当幹事4名で出発です。


どんぐりの家裏の野鳥の森ではカラの混群に出会い、見上げながらの探鳥です。


公園から手賀沼に向かう道ではいつものように周りの草地にモズやホオジロを探します。


少し遠い電線の上にモズのオスが、その先にはメスも見られました。


いつものコースより少し東側の手賀沼の土手上から、小さな稲田とその先の葦原を探鳥中します。


稲田の二番穂の中に採餌中の2羽のバンが見られ、葦原にはホオジロ、オオジュリンの姿を何度もしっかりと見られました。


静かな水面に水鳥を探鳥中です。参加者が多いので長―い列となりました。


12月よりカモの数は少ないですが、今回も人気のミコアイサのオス、メスが割と近くに見られました。


湖畔の木の上にやっと出てきたツグミがはっきりとその姿を見せてくれました。


遠い沼中央の看板の上にミサゴがとまっていました。
食後の休憩でしょうか、しばらくその場でじっとしていました。


手賀沼から農道を抜け、手賀の丘公園の前でトイレ休憩中です。
前方の田んぼ脇の枯草から小鳥が数羽飛び出しました。それらは参加者の観察結果を総合しカシラダカと判りました。


手賀の丘公園に戻りました。前方の樹間に木の実を食べるヤマガラ、飛び去るシロハラが見られました。
どんぐりの家前に戻り鳥合わせを行い、カモ科9種をはじめ49種を確認しました。
来月は2月5日(日)の開催です。

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