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Music Mania

No Music No Life

イン・アナザー・ワールド

2021年06月05日 | 音楽
チープ・トリック「イン・アナザー・ワールド」

僕はチープ・トリックをほとんど知らない。
全く知らないといってもあまり間違いないくらい聴いていない。
20年くらい聴きたい候補には入ってるものの、なかなかきっかけがなかったのだけど、今回ニューアルバムが発表されたので入門してみたのだ。
感想としては、僕の少ないチープ・トリックに対するイメージそのもののサウンドだったということ。
80年代初めくらいの、例えばリック・スプリングフィールドみたいな軽いパワーコードのロックンロールで、いかにも古いアメリカンロックの雰囲気そのものだ。
2021 年のアルバムとしてどうなのか、というのは置いといて、軽く聴くにはとてもいい。
曲はどれもいいし、哀愁あるメロディは懐かしさを感じる。
最後の曲「ギミー・サム・トゥルース」はジョン・レノンのカバーで、上手くチープ・トリック風にアレンジされている。

Cheap Trick - Boys & Girls & Rock N Roll (Official Audio)



ザ・フー「WHO」

ザ・フーはチープ・トリックほどではないけど、ほとんど知らない。
ビートルズ、ストーンズと並んで英国3大ロックバンドと言われるくらいなので、いい加減もう聴かなければならないのだ。
どこから入るの?今でしょ(すでに死語)ということで、最新作から入るのが自分流である。
2019年のアルバム、その名も「WHO」だ。
びっくりするくらい活きのいいポップロックで、全く年齢を感じない。
どう考えても70代が作ったアルバムには聴こえない。
最近のアルバムにしてはバラエティ豊かな内容で、最後まで飽きさせないし、どれも同じ曲に聴こえるみたいなアルアルもない。
このアルバムを聴いただけでザ・フーをわかったつもりにはならない。
だけど「トミー」も「フーズネクスト」も知らず「WHO」なら知ってるよ、とか、「ぶっちゃけ『WHO』が最高傑作じゃね?知らんけど」って言ってみたい。

The Who - All This Music Must Fade (New Song)



ドリームシアター「ディスタンス・オーバー・タイム」

数ヶ月前にDLしたものの、なかなか感想が書きにくいアルバムだった。
というのも、ここ10年くらいのドリームシアターは、どれも金太郎飴のように感じるからだ。
相変わらず曲は複雑で鬼のようにテクニカルだし、しっかり聴き込むと美メロ、哀メロの宝庫で、素晴らしい作品なのがわかるけど、第一印象は良くも悪くも「相変わらず」で、またこのパターンかと感じてしまうのだ。

Dream Theate̲r̲ - Distance Over Tim̲e̲ - Full album 2019


ディスカバークイーン その3

2021年06月05日 | 音楽


5月度のディスカバークイーンまとめ。

この番組から出た名言「クイーンは世界一高級な闇鍋」とか「クイーンはロックにすら縛られない」とか。
こういうのを考える人って面白い感性だと思う。
考えようと思ってもなかなかこういう言葉って出てこないものだ。

5月のクイーンズクロニクル。
レコーディングエンジニアの西脇さんによるとても詳しい解説。
鍵盤、ドラマー目線、レコーディングエンジニア目線、そして作曲家、編曲家目線によるの詳しい解説が聴けたのはとても興味深かった。

パッパラー川合による女王様の萬相談室。
ロックとか音楽とかとぜんぜん関係ない悩みごとを無理やりクイーンの楽曲にこじつけるコーナー。
僕としてはもう少し音楽についてのことにしてほしい。

洋楽歌詞解説家の朝日順子さんによるクイーン解説。
歌詞の深さ、裏話などが聞けて面白い。
朝日さんがいう「クイーンとは?」
「一度入ったら出てこれない迷宮」

クイーンはメンバー全員が作曲家であるが、なかでもブライアンが安定した曲を書くおかげでフレディがぶっ飛んだ曲を書くことが出来る。
ブライアンのギターの指癖についての解説。
ローコードのAを人差し指一本で押さえて、中指と薬指でテンションを加える、など。

クイーンコピーバンド選手権
51組の応募があったなかから、17組が選ばれた。
審査員はサンプラザ中野くんとパッパラー川合。
この二人が選ぶということは、もちろんまともなバンドは選ばれず、個性派の変な人ばかりだった。

ところで、昨晩は映画「ボヘミアンラプソディー」がテレビ放送された。
僕が見るのは約1年ぶり、5回目くらいだ。
2時間ちょっとという枠内で、上手くクイーンの歴史とフレディの心境を表現してると思う。
何より起承転結がはっきりしていて、クイーンを知らない人でも楽しめるようになってるのが素晴らしい。
ラスト、ライブエイドでスッパリ終了するのも潔くていい。
いつか、本編ではカットされた日本公演の模様やライブエイドフルバージョンなどを加えたディレクターズカット版が出ることを望みたい。