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Music Mania

No Music No Life

フォークのヒエラルキー

2014年06月07日 | 邦楽
昨日の昼休み、フォーク大好き人間の“家具屋 姫夫”(仮名)が、井上陽水の「氷の世界」について熱く語ってくれた。
1973年に発売されたこのアルバムは、日本で初めて100万枚を突破する大ヒットとなり、フォークの大名盤だという。

そういえば、もう16~17年くらい前、この男から「氷の世界(曲)」の携帯用着メロを作ってくれと言われ、音を取って採譜したことがある。
ベース音とコードのルートをバックに、歌メロと間奏のハーモニカソロまで採譜し、携帯に入力したのだが、なかなかの出来だったと思う。
これが社内で評判になり、以降いくつかの着メロを作った。
「ホテルカリフォルニア」のエンディングのアルペジオとか、東海テレビの昼ドラ「はるちゃん」のテーマ曲とか。
そのうち、家具屋姫夫が学生時代に作った自作のフォークソングのカセットテープを持ってきて、これを全て楽譜にしてほしいと依頼された。
全部で10曲くらいあったが、結局最初の2曲だけ譜面化して、あとは面倒になって放棄した。

話を井上陽水に戻そう。

家具屋姫夫によると、井上陽水や吉田拓郎のファンは、かぐや姫を格下に見たり、バカにする傾向があったという。
僕は同じ話を"ナイトカフェ弾き語り”の常連さんからも聞いたことがあるので、本当なのだろう。

家具屋姫夫は言う。
そういうのは実につまらないことだ、と。
おそらく、かぐや姫は「神田川」などのヒットにより、一般層にも支持されていたのだろう。
そういうのが、コアなフォークファンからすると気に入らなかったのかもしれない。

テレビに出たから魂売った、とか、ヒット曲が多いから大衆に媚びてるとか、ポップ化したから気に入らないとか、本当につまらないことだ。

そういうつまらないことを言う人は、他を見下すことでしか自分の好きなアーティスト、あるいは自分自身を肯定出来ないのかもしれないが。
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