先日、大阪から東京まで東海道を歩いて踏破した海猿さんという女性の体験記を読んだ。
東海道 歩いて一人旅
これがなかなか面白かったので、他にも探してみると、東京から大阪まで歩いた旅音さんという男性もいて、その記録も読んだ。
東京大阪徒歩の旅
どちらも徒歩旅のリアルな体験談が上手く記されていて、とても読み応えがある。
けっこう長いので、全部読むのは時間がかかるだろう。
まとめてみるとこんな感じだ。
・大阪~東京間の距離は約600キロ。
・女性は28歳、無職、過去に電車、クルマ、バイク、自転車で東京へ行ったことがある
・スポーツと縁のない生活で、逆立ちしただけで次の日全身筋肉痛になる。
・男性はアラフォー世代で、趣味は近所の散歩と音楽。
(以下、二人の共通点)
・二人はアスリートでも、登山家でも、体力自慢でもない、普通の人であること。
・毎日休まず歩いて、16日間で目的地にたどりついたこと(一日平均37.5キロ)。
・1日目で足の痛みが発生し、それは日を追うごとに激痛にかわっていったこと。
・毎日湿布薬やエアサロンパス、ワセリンなどで足のケアをしていたこと。
・目的地につくころには、見も心も疲れ果てて、ボロ雑巾のようになってしまったこと。
・終わったときは感動よりも、苦痛から開放される喜びのほうが大きかったこと。
・帰りは新幹線で帰ったこと。
・その後、体力が回復するのに、数週間から1ヶ月かかったこと。
・これを読んで「オレもやってみようかな」という人がいたら、絶対にオススメはしませんとのこと。
ちなみに江戸時代の人も、だいたい16日くらいで歩いたらしい。
ただ、大きく違うのは、現代人の二人は苦行のような辛さで歩いているのに対し、江戸時代の人はわりと普通に歩いていて、旅を楽しんでいる点だ。
もちろん、湿布もエアサロンパスもない。
そして当たり前だけど、昔の人は帰りも徒歩なので、合計すると倍の距離を歩いていたことになる。
いくら昔の人は体力があったといっても、これは恐るべきタフさだ。
もっといえば、江戸時代初期の「大阪の陣」では、江戸から大阪まで駆けるように大軍が移動し、大阪で戦争して、帰りも歩いて江戸まで帰ってる事実。
これはもう、超人レベルといっていい。
現代人だったら、大阪にたどり着いた時点でフラフラになり、とても命がけの激しい戦いなどムリだ。
なかには「オレ、ふとももを鉄砲で撃たれちゃってさ、歩くのしんどいんだよね」とか「オイラなんて、腰を槍で突かれちまってよ、痛くてたまんねーよ」とかいいながら歩いて帰った人もいるだろう。
現代人でも、生まれたときから野性的な生活を続けていたら、江戸時代人のようにタフになれるのだろうか?
東海道 歩いて一人旅
これがなかなか面白かったので、他にも探してみると、東京から大阪まで歩いた旅音さんという男性もいて、その記録も読んだ。
東京大阪徒歩の旅
どちらも徒歩旅のリアルな体験談が上手く記されていて、とても読み応えがある。
けっこう長いので、全部読むのは時間がかかるだろう。
まとめてみるとこんな感じだ。
・大阪~東京間の距離は約600キロ。
・女性は28歳、無職、過去に電車、クルマ、バイク、自転車で東京へ行ったことがある
・スポーツと縁のない生活で、逆立ちしただけで次の日全身筋肉痛になる。
・男性はアラフォー世代で、趣味は近所の散歩と音楽。
(以下、二人の共通点)
・二人はアスリートでも、登山家でも、体力自慢でもない、普通の人であること。
・毎日休まず歩いて、16日間で目的地にたどりついたこと(一日平均37.5キロ)。
・1日目で足の痛みが発生し、それは日を追うごとに激痛にかわっていったこと。
・毎日湿布薬やエアサロンパス、ワセリンなどで足のケアをしていたこと。
・目的地につくころには、見も心も疲れ果てて、ボロ雑巾のようになってしまったこと。
・終わったときは感動よりも、苦痛から開放される喜びのほうが大きかったこと。
・帰りは新幹線で帰ったこと。
・その後、体力が回復するのに、数週間から1ヶ月かかったこと。
・これを読んで「オレもやってみようかな」という人がいたら、絶対にオススメはしませんとのこと。
ちなみに江戸時代の人も、だいたい16日くらいで歩いたらしい。
ただ、大きく違うのは、現代人の二人は苦行のような辛さで歩いているのに対し、江戸時代の人はわりと普通に歩いていて、旅を楽しんでいる点だ。
もちろん、湿布もエアサロンパスもない。
そして当たり前だけど、昔の人は帰りも徒歩なので、合計すると倍の距離を歩いていたことになる。
いくら昔の人は体力があったといっても、これは恐るべきタフさだ。
もっといえば、江戸時代初期の「大阪の陣」では、江戸から大阪まで駆けるように大軍が移動し、大阪で戦争して、帰りも歩いて江戸まで帰ってる事実。
これはもう、超人レベルといっていい。
現代人だったら、大阪にたどり着いた時点でフラフラになり、とても命がけの激しい戦いなどムリだ。
なかには「オレ、ふとももを鉄砲で撃たれちゃってさ、歩くのしんどいんだよね」とか「オイラなんて、腰を槍で突かれちまってよ、痛くてたまんねーよ」とかいいながら歩いて帰った人もいるだろう。
現代人でも、生まれたときから野性的な生活を続けていたら、江戸時代人のようにタフになれるのだろうか?