早起き梟のひとりごと

仕事に追われる日々を少しだけ立ち止まって見つめてみると・・・

さよなら三角また来て四角

2015-10-31 05:04:06 | 出来事

写真は小田急ロマンスカー。

さよなら三角また来て四角。四角は豆腐。豆腐は白い。白いはうさぎ。うさぎは跳ねる。跳ねるは、、、、、、。

てなわけで、

箱根に出張。箱根は小田急。小田急はロマンスカー。ロマンスカーは駅弁。駅弁はシュマイ弁当。シュマイ弁当でビール。

てなわけで、

さっそくシュマイ弁当とビールを購入。

このシュマイ弁当の優れている所は、おかずがすべて酒のつまみになることだ。シュマイはのみならず蒲鉾、鳥から、たまご焼き、白身魚、そして筍、この筍と白身魚が濃いめの味付けでビールが進む。飲みすぎてつまみを全部食べてしまっても昆布と生姜さえ残しておけばごはんを全部平らげることが出来る。酒呑みはごはんを最後にしたいのだ。看板間際の定食屋でビールと生姜焼き定食を頼む。客は私一人だ。気の利いたお姉さんなら言う。

「ごはんは声掛けてくださいね」

酒呑みの気持ちが分かってるな。程なくしてビールと小鉢に盛られた白菜の浅漬けが運ばれてくる。

「今、生姜焼き作りますから、これでやっててください」

酒呑みの気持ちがさらに分かってるな。白菜の浅漬けでビール呑んでいると生姜焼きが運ばれてきた。生姜焼きを半分食べたところでビールがなくなった。もう1本かごはんか。悩んでいると背後から声がかかる。

「もう1本いきます」

そう言われれば後には引けない、ビールが運ばれてくる、グラスに注ぎ飲み始める。こうなるとまた何か欲しくなる。

「何か作りましょうか」

見透かされた様に声がかかる。流石だ。

「奴なんてどうですか」

そう言われれば頼まぬわけにはいかず、奴が運ばれてくる。たっぷりのおろし生姜と鰹節だ。ビールが進む。すぐに2本目が終わる。こうなればもう迷うことなど無い。ビールをお替りだ。3本目のビールが運ばれてくる。今度はお姉さんがどうぞといって注いでくれた。酔いに任せて私は言った。

「お姉さんものむかい」

「いいんですか、嬉しい。もう仕舞いにして暖簾下げてきますね」

エプロンを外したお姉さんが私の前に座りそっとグラスを差し出す。私よりは10は若いだろうか往年の倍賞千恵子を彷彿とさせる私好みの美人だ。グラスにビールを注ぐ。

「美味しい」

お姉さんがビールを飲みほす。

「どうぞ」

細く長い指から私のグラスにビールが注がれる。

誰かが私の肩をたたく。

  「終点ですよ。起きてください!よだれ出てますよ」

 


私は如何にしてレモンサワー党となったか

2015-10-30 04:28:19 | 飲み屋

写真は今のところ最強コンビの焼酎 SUN とコダマサワー。いつからこんなにレモンサワーを飲むようになったのだろうか。俄かに思い出せない。酒を飲むようになったのは学生の頃からだ。サークル(東洋史学研究会)が終わると皆で呑みにいった。環七と246の交差点近くに「赤べこ」というスナックがあって良く通っていた。コの字型のカウンターに私達10数人が座ると満席になる様な店だった。そこで呑んでいたのは、サントリーのホワイトだった。つまりウイスキー。宴会といえば三軒茶屋の三河屋を利用した。宴会専用の店で、座敷が幾つもあった。春の新歓コンパの時など(道場破り)と称して他の歴研の宴会に一升瓶2本ぶら下げて乱入したものだ。つまり日本酒。当時はレモンサワーどころか焼酎さえ見かけ無かった。レモンサワーとの出会いはもうしばらく後で大学を卒業して会社の連中と毎晩呑んでいたころだ。居酒屋「大都会」そこでレモンサワーをよく飲んでいた。だだし焼酎を炭酸で割ってレモンコンクで味付けしたものだった。その頃からだろうか、街の焼き鳥屋などで博水社のハイサワーを見かける様になる。すっきりした喉ごしがモツ煮込みや焼きトンなどによくあう。それに飲み過ぎてもあまり二日酔にならない。そしてなによりも安いことだ。たいがいの飲み屋でグラスなら400円以下で飲める。ビールや本格焼酎ではこうはいかない。ボトルがあるならボトルを貰いレモン瓶と氷とカットレモンを頼む。グラスを氷で満たしそこに焼酎を注ぎ、レモン瓶で割る、そこにぎゅーとレモンを絞る。レモンサワーの完成だ。いただきます。ごくごくのむ。シュワシュワと爽やかな喉ごしだ。うまい。

今夜もサワー呑みに行こう。

 


レモンサワー コレクション

2015-10-29 05:27:32 | 飲み屋

写真は五反田かね将。レモンサワーと一口でいってもいろいろある。ボトルで頼めて自分で割るとか、焼酎は支給で自分で割るとか、そのままジョッキで出てくるものとか様々だ。

純とハイサワー瓶で割る。

赤羽 まるます家。

ハイリキ。

大山 鳥椿

金宮ボトルと炭酸とレモン。

大山 ひなた。

焼酎をレモン瓶で割る。

大山 こてこて。

眞露と炭酸とレモン。

沼津 かわむら。

アルマイトで頂いた焼酎を注ぐ。

レモン瓶で割る。

五反田 ばん。

焼酎 炭酸 レモン。

五反田 福家。

焼酎 サンとこだまサワー。この組み合わせが今の所 最強。

中板橋 鏑川。

焼酎とレモン瓶。

大山 一献。

金宮ボトルとハイサワー瓶。

おしまい。


天災は忘れた頃にやってくる。

2015-10-28 06:18:47 | 出来事

写真は東海道新幹線の車中より浜名湖を撮ったもの。

そしてこの写真は浜名湖の逆側を撮ったもの。在来線の鉄橋の向こう側はすぐに太平洋だ。しかもこの辺は高架も低く新幹線は海面に近いところを走行している。もしここで地震に遭遇したらどうなるのだろう。不安が私の脳裏を横切る。

確か新幹線は初期微動を感じたら直ぐに停車するはずだ。

なら大丈夫か。

でも待てよ、時速200キロで走っている新幹線が完全に停車するには少し時間がかかる はずだ。その間に震度6とか7の地震が来たら脱線してしまうのではないか。

確か新幹線は震度6とか7の地震では脱線しない構造になっていると聞いたことがある。

なら大丈夫か。

でも待てよ、脱線しなかったとしてもこんな所で津波に遭えばイチコロだ。

私は新幹線が早く浜名湖を通過するよう気合いを込めて祈った。

「さっきから、ウン ウン 唸っているけど食べ過ぎでお腹でも痛いの」

「何でもない」

「何でもないならウンウン唸るのやめて気になるから」

と言ってカミさんはスマホで再生して(笑う犬の生活)をイヤホンを使って見ている。家ならば大声でゲラゲラ笑う所だが、新幹線の中なので嚙み殺して笑っている。そっちの方がよっぽど気になるのだが。やがて新幹線は焼津港にさしかかった。ここも海岸線に近い。先程と同じ不安がよぎった。私は新幹線が早く焼津付近を通過するよう気合いを込めて祈った。

「気になる、早くトイレ行って」

仕方ないのでトイレに行って私は祈った。


12月31日皇居前広場

2015-10-27 08:19:46 | 妄想

写真は皇居前広場から二重橋を望む。

眠れない夜、私は妄想する12月31日の皇居前広場の様を。

「ゆく年くる年ではありません。報道ステーション特番で御座います。時刻は現在、23時45分あと15分で平成27年も終わりを告げます。本来なら、永平寺や東大寺などと中継をつなぎお送りするところですが、今年は皇居前広場や国会周辺に異変が起きています。皇居前広場にいる辺見さん、辺見庸子さん、今の皇居前広場の模様を伝えてください」

「古館さん、皇居前広場は人で埋め尽くされています。その数は先週の天皇誕生日の時より遥かに多いように見れます」

「やはり平和を願う人々が集まっているのでしょうか」

「はいそうです。実はあの天皇誕生日に皇居前広場を平和で埋め尽くして以来、ツイッターなどで初詣は皇居で平和を願おうなどの書き込みなどが盛んに行われていて、大晦日にたくさんの人が皇居前広場に集ることは予想されていました。それにしても凄い人の数です。いったいどれだけの人が皇居周辺に集結しているのか想像もつきません」

「国会議事堂前の佐高さん、佐高信子さん、聞こえますか」

「はい、古館さん、聞こえます」

「今日そちらでは、シールズによるカウントダウンが行われると聞いていますが、どうなんですか」

「はい、先程そうですね10分ぐらい前ですね、街宣車が議事堂前に到着しました。それを大勢の人が取り囲んでいます。おそらくこの街宣車の上でカウントダウンが行われると思われます。あ!今ひとりの男性が街宣車の上に上がりました。シールズ代表の奥田氏、奥田氏のようです。そしてまたひとり上がりました。誰でしょうか、、、、。坂本?え!なんと坂本龍一、坂本龍一さんです。教授が街宣車の上にいます。教授がマイクを握りました」

「あとほんのわずかで、今年も終わります。みんなと平和を願ってカウントダウンしたいと思います」

歓声が国会議事堂前から皇居前広場へと燎原の火の如く広がっていく。あとわずかで時計の針が12時を指す。教授が腕時計に目をやる。そしてカウントダウンが始まった。

「10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 ハッピーニューイヤー!」

ひと際おおきな歓声があがる。手をとりあうもの、抱き合うもの、飛び跳ねるもの、様々だ。

「今日みんなにプレゼントがあります」

いつの間にか街宣車の上にスクリーンが張られていた。

「ここで清志郎にイマジンを歌って貰います」

驚きも束の間、スクリーンに清志郎が現れイマジンを歌い出す。

        天国は無い    ただ空があ  るだけ

        国境も無い    ただ地球があ  るだけ

        みん  ながそ  う思えば  簡単なこと さ

        社会  主義も  資本  主義も

        偉い  人も   貧しい   人も

        皆ん  なが同じ  ならば  簡単なこと  さ

        一人  だけじゃ  ない   世の中  にいる  のさ

「イエってイエー」

          イエー

「今度はジョンレノンの言葉で皆んなで唄おう」

清志郎の声が先行する。

        Imagine theres no heavn

        Its easy if you try

        No hell below us  

       Above us only sky

       Imagine all the people

       Living for today

       Aha.....

おおきなうねりとなってイマジンがこだましていく。

「辺見さん、辺見庸子さん、、、、、、」

マイクはただ嗚咽を拾うだけだった。

「いったんスタジオにもどします。皇居前広場ではまだイマジンの合唱が続いているようですが、ここで本日のゲストの紹介です。あちらが忌野清志郎なら、驚きということでは負けておりません。こちらのゲストはダウンタウンの松本人志さんです」

カメラが少し照れたようなまっちゃんを捉える。

「まだ、死にたくないですが、松本です」

「松本さん、どうですかこの国民の平和への願い」

古館が誇らしげに問う。それを半身にかわしながら松本が応える。

「まっ!あれは、あれで良いじゃないんですか。別に悪いことだと言えませんし、でも何ですかね、何かこう、どうなんですかね、あってますけど、違うような、ずれてるような、違うような」

「平和への願いが間違っていると、仰っていますか」

「そんなマジでこられても困るわ、つまりなんていうか、あそこでいくら大勢の人が平和を訴えても、そんなもん言うだけでは平和なんてこないし、現に今、世界中は紛争ばかりやし、いくら平和 平和と叫んでも如何なものかと。あまり難しいこと言いたくないけど、日本は戦後一貫して平和国家と言うけどアメリカあっての話だし、軍事同盟結んでいる以上ベトナムで日本も人を殺したのと同じじゃないかと、それでいて平和国家だというのは少し虫が良すぎる気が」

ここで私の妄想は終わり深い眠りにつく、今度は見果てぬ夢をみながら。