写真は京都 清水寺
阿弥陀堂の御朱印。
奥の院の御朱印。
清水寺の本堂をさらに進むと阿弥陀堂と奥の院がある。阿弥陀堂の本尊は阿弥陀如来様、奥の院の本尊は観世音菩薩様、それぞれの御朱印だ。
実は、清水寺の本堂の裏手には神社がある。地主神社という、良縁の神様だ。その神社にまつわる面白い話が佐藤優と石川知裕の対談集「政治って何だ!?」ワニブックス900円税別にあるので書き写してみる。
佐藤 ちなみに嫌な人間のいるときに、その人間を消し去るか、失脚させる特別の呪いをかけられる神社があります。これはロシア人に教えてもらったんです。京都の清水寺のなかに縁結びの神様を祀った地主神社(じしゅじんじゃ)があります。実はそこは呪いをかけることも専門なのです。
石川 清水寺のなかにそんな特別な呪いをかける神社があるとは知らなかったですね。
佐藤 ロシア人の人類学の専門家、セルゲイ アルチューノフ博士という人に言われたのですが、「佐藤さん、この神社の裏側にはものすごい呪いをかけることができる何かがあるはずだ。これだけ縁結びの人が集まってきて、縁結びの絵馬があるということは、それと同量の縁切りのエネルギーがここに入っている。その縁切りを発散させないとならないからだ」と。それで私は「ほんまかいな」と思って、アルチューノフさんといっしょに神社の裏に行ってみたのです。
そこで聞いてみたら、「縁切りですか。はい、あります」ですよ。そしてその場所に連れて行かれました。そこには人型をした紙がありました。それに呪いたい相手、縁を切りたい相手の名前を墨で書くんです。その横に水の入ったたらいがありまして、そこに入れます。その紙は水溶紙で溶けるんです。それでその呪いをかけた相手は消えてしまうのです。
だってよ! どうする。