たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

お酒の飲み方、世代に違い

2006-09-12 10:51:44 | Weblog
 キリンビールのキリンお酒と生活文化研究所が1980年代生まれを中心としたバブル後世代と、団塊の世代を含む50代のお酒に関する意識をまとめて発表した。それによると20代はお酒のイメージを、コミュニケーションツールとして捉えているのに対し、50代はより人生を豊かに楽しむためのツールとしてみている傾向があるとしている。
 50代は週に3回は夫婦で晩酌し、飲みに行くときも配偶者相手の場合に一番お金をかけているとの結果が出ている。お酒の効用についても「適量は体に良い」「食事の味を引き立てる」などを挙げている。団塊の世代を含む50代は仕事中心と思っていたが意外な結果をみて驚いた。20代はお酒を飲んで「酔いの気分を楽しみ」「仲間とワイワイ楽しく過ごせる」などにお酒の効用があるとしている。
 団塊の世代より10年以上年上の、われわれ60代後半の世代が現役の頃は、大部分がお酒は仲間や上司とのコミュニケーションの手段として捉えていたように思う。およそ夫婦で飲みに出かけることは皆無であった。妻を相手に語り合いながらお酒を味わう風景は、ドラマなどでは見たことはあっても体験した記憶はほとんどない。
 70歳近くなり、体力も減退し、酒量も落ち始めたこの頃になって、初めて「適量は体に良い」「食事の味を引き立てる」など人生をより豊かにするためのツールと考えるようになってきた。今回の調査で見る限り、今の50代は10年先を行っているように思う。