昨日に行われた全日本少年少女ジュニアヨット大会でのヨットはOPという名前のヨットです。 一人乗りのヨットです。
このヨットを一人で操作しますが、 海に浮かべる為には、一人では持ち運べません。 必ず誰かに力を借りて、海まで運ばねばなりません。 選手達はお互い協力して、 全員のヨットを、海まで運びます。
自分ひとり先に海に出ることはできません。 自分のことだけ考えることはできないのです。 ライバルであっても陸では、お互いに協力します。
修験道など仏教で言う「他利」の精神です。 人に尽して其の後で「自利」自分も、同じような状態になるという精神が子供のときから身につきます。 ヨットは外国で生まれたスポーツです。 其の中にこのような精神が、あるということは、人間は、全世界同じ考えがあることの証明になります。 人類みな平等です。 キリスト教も仏教も神道も求めることは一つです。
わたし達は一人で生活することはできません。 必ず誰でも、他の人の力を借りています。 「他力」に頼っています。 自分でできることは最大限自分でしますが、其の後は他の力を借りないと、成就しません。
ヨットが良い例です。 ヨットは 風によって動きます。 自分がいくら努力しても、風が吹かねば、動きません。 しかし、風がないからといって、帆を揚げていることが必要です。 いつ風が「他力」が吹いてくれるか分かりません。 いつ吹いてきても対応できるよう、万全な準備をして、風を待っています。 必ず風は吹いてくれます。 すかさず其のかぜを捉えることが、勝敗に影響します。
わたし達の人生にも同じことです。 あきらめないで、自分で精一杯のことをすれば、「必ず」 神仏の力 「他力」が吹いてきます。 毎日を遊びほうけたり、 部屋に閉じこもったり、寝てばかりいては、「他力」の風が吹いても、其のかぜを捉えることができず、自分はだめだと思うことになります。
「他力」の力を借りましょう。「他力本願」でもかまいません、捕まえる努力をしていれば、「他力本願」といわれようが、自分の努力が認められたことになります。
長期欠席の生徒さん 貴方には必ず救いの「風」が吹いています。 あなたはその「風」を捕らえてください。 「他」の力を借りるのです。 一人で悩まないで、 海の風を受けてください。 5月は気持ちいいですよ!!!