修験道は役行者が開祖したアニミズムの宗教ですが、教えの中には真言密教と良く似ていますので、 修験道イコール真言密教との考え方もあります。
「生老病死」は仏教の基本的考え方です。 釈尊の出家の理由に、「人間は、なぜ生まれてくるか」「なぜ老いるのか」 「なぜ病気になるか」 「なぜ死ぬか」 と考え豊かな人生を、なげうって悟りを求めて出家しました。
釈迦はこのことを十二因縁にまとめました。 この十二因縁を最も重要視しています。 とくに 人間はどこから来て、生まれたのか、死んでからどこに行くのか、に重点を置いています。
現在では臨死体験をする方が増え、 いろいろな証言が出ている為、1300年前から修験道が説明していることの、真実性が出てくるようになります。 霊的な説明をしないと、理解できないことが多くあります。 科学的に説明できないことがあるからです。
一番分かりにくいことは、「どこから生まれてくるか」「生命の起源は何か」 と「なぜ老いるか、 なぜ死ぬか」の三つです。
人間は「必ず年をとります」 「人間は必ず死にます」 避ける事はできません。
「死んだ後」どのようになるか、誰も見ていませんが、臨死体験された方は、見ています。 誰も霊としてあの世で生活することです。
病気はこのごろいろいろ研究され、昔は死んだ病気も今では治るようになりつつあります。素晴らしいことです。 しかし使いすぎた体は、故障がきます。 今日私はドライブしていた車が、動かなくなりました、10年以上走ってくれたのですが、 老いることと同じで、故障します。 故障しないで永久に使えるものはありません。
病気になって、老いて、死ぬ。 遅かれ早かれ誰にもやってきます。 せめて元気で故障しないとき、この世で人々の為尽す行為をしましょう。 善行をすれば、あの世で数十倍になって返ってきます。
千の風にありますように、わたしは墓にいません ですね、事実何時も墓にはいないのです。しかし命日とか、彼岸 盆にはあの世から墓に帰ってきているのです。 だから毎日に墓に行く必要はないと修験道はいいます。
修験道で焚く護摩の炎は、「あの世」と大日如来 役行者に対して思いが通じるようになります。
5月4日11時から陣賀山ゼロ磁場で護摩祭りがあります。 おいでください