でねこん

前職の業界をこよなく愛する聖者。
あせ・あし・あたま・あいきょう
で営業マンの基本とか。ホンマか!?

震災後の復興

2012年05月06日 08時48分26秒 | 諸々

先般、私のマンションに一枚のビラが投函されていた。

内容は、市内にあるごみ焼却場で被災地の瓦礫を処分することは
放射能をまき散らすことに値する。
子供の為にもこのような行為は受け入れられない。
みんなで反対しようということだった。


そして昨晩、妹夫婦が実家に来ていたので旦那さんと上記の
話をしていたら被災地としては瓦礫処分は、地元の雇用確保のためにも
地元でしたいとの意向があると聞いたことがありますよ。 との事だった。


宮古から釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼と走った。


宮古は漁港が小さいのか被災しているエリアは小さいと思った。
宮古市内に入るとマクドナルドもあるしお店も人も普通に動いている。

実際、宮古に行ってみて正直、思っていたほどひどくないと感じたのが
正直な気持ち。

その後、南下するにつれ絶句する光景が広がる。

大船渡、陸前高田ともに町が消えていた。
何もない。
ただ、コンクリートの建物は残っている。
住宅のコンクリート基礎だけが残っている。
陸前高田の官舎は建物は残っているが4階まで津波が到達したことが
建物から見て取れる。
この建物の人たちはみな避難できたのだろうか。
生きているのだろうか。


瓦礫は片付けられている。
正確には、何もなくなった場所に仮置きされている。
その量はいまだ膨大だ。



気仙沼でちょうどお昼になったことと気仙沼からは内陸部にルートし
北上するためここで初めて市内をゆっくりとみた。

津波がすべてをさらい果てしなくコンクリート基礎のみがのこる
住宅地。
そこに生きるものの気配はない。

海なんかまったく見えない場所に打ち上げられた船。





なんと大きな津波の威力。
その力なんか計り知れない。し、おいらでは知ることもできない。

ただ、船の前には、気仙沼市の立て看板があった。





写真を撮ることに躊躇したがやはり脳裏には焼き付けられないので
記録に残そうとシャッターをきる。


そして船の近くに献花とりん。
線香の横に置かれた黄色のミニカー。
帽子を脱ぎ、りんを小さくならし手を合わせた。
なんか泣いてしまった。





この人たちは何か悪いことをしたのか?
なぜ今も苦しまねばならないのか?
なぜ今後も苦しみを背負い生きていかねばならぬのか?
なぜ俺は同じ国に生まれヌクヌクと生きているのか?
なぜ小さな子供は両親を失いこれから生きていかねばならぬのか?

あまりの多くの悲しみに呆然とするだけ。
なんとおいらは無力なのか。
人間は自然界では無力なのは解るが。


パンの配送に使われている箱が献花台に使われていたが
その中に、雨でも色褪せぬようにビニールに入れられたメッセージカードが
あった。





そこに書かれていたメッセージ。

『ずっと ずっと ずーっと 待ってます』


また涙がこぼれた。
その理由は僕にはわからない。
ただ自然に泣けてきた。









その後、近くのプレハブ建屋で飯を食った。
お土産物屋さんもあったので昆布等バイクに積めるものを
購入した。

レジでお姉さんに、どちらから来られたのですか? と聞かれた。
大阪と答えるとお姉さん嬉しそうに店内の写真を指さし、近畿大学って
ご存知ですか?彼らが去年ボランティアに来てくれてこのGW後半も
来てくれるんです。 と嬉しそうに語ってくれた。

その話を聞いて感じたままの質問をしてみた。と言うか勝手に口から
出ていた。

ボランティア って何をするんですか? と。
GW中は、復興作業も中止なのかトラックも重機も休んでいたし
人一人が家を建てられるわけでもなく自然に口をついた。

お姉さんはより一層優しい顔になって、ボランティアと言っても
瓦礫片付けとかではなくて、この町をいかに再生するかと言う
打合せに来てくれるんです。 と嬉しそうに教えてくれた。

最後にわざわざ買ってくれてありがとう。と言われ。

私は、こんなことしか出来なくてすみません。としか答えられなかった。




時間があれば被災地は見るべきだと個人的には思う。
何ができるかは解らないが、被災地を自分の眼で確かめて苦しみを
小さいながらでも分かち合うことが今、同じ日本人として出来ることなのだと
感じた。


まずは、自分に出来ることから。

モンスター

2012年05月06日 07時44分29秒 | 書籍系



帰りのフェリーで読んだ一冊。


この人の本は一気に読めるねぇ。

超不細工で生まれた女性の暗い過去と葛藤。そして
風俗で働き得た金で整形を繰り返し男に復讐する其の様。


一つ一つが非常にシビアに描写されている。


女性も男性も不細工で生まれたらそりゃ人生損する。


この本を読んでふと思い当たる女の子がいた。
彼女もすごく不細工だった。
彼女どうしているんだろう。などとふと思った。

親が死ぬまでにしたい55のこと

2012年05月06日 07時28分32秒 | 書籍系




今回のツーリングの帰りのフェリーで読むのに購入した本。

メガドンキホーテ なんて初めて知った。
本屋からお酒食料品などなんでも揃う。

ここでフェリーの中で食う飯や酒そして本を購入。


タイトルが気になった。
おいらの親はオカンのみ。
嫁さんの親は二人とも健在ではあるが高齢。

親が生きているのは当たり前と思ってしまうのだが
出来ることをやってみようということだ。


色々な人の年齢を超えた親孝行についての意見が
記述されており非常に考えさせられた。

特に嫁のご両親については遠方であるためなかなか
嫁さんも会えない。
時間を見つけて帰省しよう。