でねこん

前職の業界をこよなく愛する聖者。
あせ・あし・あたま・あいきょう
で営業マンの基本とか。ホンマか!?

ずらした盆休み

2010年08月28日 07時28分56秒 | 家族系
今年は盆休みをずらして取得。

木曜日金曜日と有休を入れて嫁の実家島根に向かう。
島根には車で嫁チビが先に帰省。

今回は、MAGNAで帰省計画をタテタ。
土日ではないので1000円高速は適用外。
という事で早朝割引100km都市圏内割引を利用。

少なくとも朝6時には中国道吹田ICを通過せねばならない。


しかしながら前日の晩は、前職の後輩F氏がしんがぽーから
一時帰国。
深酒にならぬように飲むものの懐かしさ余って酒は進む。

終電ちょい前の電車で帰宅し明日の用意を始める。
なんやかんやで布団に潜り込んだのは2時過ぎ。

そして深い眠りを朝4時半に目覚ましがぶち壊す。

ここからダラダラと用意を始め5時に家を出る。
しかしながら凄く眠い。
何とか6時までに吹田を通過し赤松PAで休憩。
うどんを食ってベンチでひと眠り。

ここからまた頑張って走り安富PAでひと眠り。

山崎までが100km以内なのでそこで下り下道を走り
鳥取道を目指す。
鳥取道は無料ではあるが全線開通していないうえにバイパス並の
道で昔の米子道を彷彿させる。

鳥取道を下りて西に抜ける国道を走っていると
弥留気地蔵なるものを発見。










拝もうかとも思ったがこの暑さ。
全く走る気を無くしていたので拝むだけ無駄と思いやめた。


兎に角、暑い。
温泉に入りたくなり 関金温泉を目指す。

県道を走り関金温泉にらしき町に着くが何ともさびれている。
昔来た事が有ったがこんなんやったかなぁ??
どこの温泉に入ったんだろう??

何となくスーパー銭湯みたいな湯命館なるものが有ったので
入る。
大きな立派な施設。しかし800円は高すぎる。

平日というのにじじいやガキが数名いてた。

風呂上がりに施設内の食堂で坦々麺セットと生中を注文。
お腹がふくれちょいと酔ったところで休憩室に行き
座布団を枕にエアコンの効いた部屋で昼寝。

二時間くらい爆睡。たぶんかなりの鼾をかいていたであろうが
どうしようもない。


深い眠りから解き放たれ猛暑の中次は大山目指して走る。

誰も居ない県道をひた走る。






段々と雲行きが怪しくなりいつの間にか雨が降り出した。
大山はガスに巻かれて見えない。。。

カッパを着るべく屋根のある場所を発見し休憩とカッパの着用を
行う。
ここで携帯に眼をやるとF氏からこれでもか!?の着歴。
誰か死んだのかと思い慌てて電話をする。
まぁ内容は俺にとっては大したことではなかったが彼にとっては
大変だった!?
俺的には彼の元気そうな声を聞けて良かったのだが。


そんな大山も桝水高原あたりでは雨が止んでおり米子に
むけて延びる県道ではすっかり雨の気配もない。
カッパを脱ぐためバイクを下り振り向けばそこには
雄大な大山が俺をバカにするかのように姿を現していた。








無事夕方に実家に到着。
お正月以来に会うお父さんとお母さんそして嫁チビ。
事故なく会えてよかった。

この日はお父さんの誕生日で78歳だった。
うっかり失念していた。。。
途中でお土産を購入していたので誕生日お祝いと
胡麻化して渡したのだが。。。



翌日は、滝を観に出かけた。
例年の島根の夏は涼しいのだが今年はここも異常に
暑い。
父母もこんな夏は初めてとこぼしていた。

涼むために出かけたのが龍頭が滝。







ここは滝の裏にまわれる。
ようやくここに来て涼を得る事が出来た。







三日目は今回のメインイベント出雲大社に。
年始にはいつも大社に行くがちょうど今
本殿の大屋根特別拝観が行われている。
9月もあるので観る価値はありお勧めですが
興味のない人はまったくかも。






木造建築の神秘さを目の当たりにし言葉を失う。
266年前の工事に使われている松の木からは未だに
松ヤニが滲み出ているのだ。工事に使われたのが
266年前だとすると樹齢は300年か!?

人間なんぞ100年も生きれない。
そう思うと人生なんと短い事か。
今を嘆いて何もしなのは産まれて来た価値がないというものだ。
この短い人生を完全燃焼せねばと強く感じた。


この日の晩は、村の神社の火祭りが有る。
チビはおじいちゃんと松明作り。

お父さんは何でも作ってしまう。
チビが小さい時は、竹藪で竹を取ってきてお手製の
竹馬を作るし今回も竹を取ってきてなたで竹を割き
作り上げていく。
都会の何でも完成品を購入する私とは明らかに
達成感や満足度など私が味わったことのない事をひょうひょうと
されているのだと感じた。






で、その晩の祭りで俺も村の人間ではなくよそ者だが
大きいほうの松明を持たされ掛け声とともに行列に加え
させてもらった。








そんな充実した毎日もあっという間に帰阪の日曜日。
1000円高速を利用して帰る。
今回は、XJRのETCをもいでMAGNAにつけたのはこの帰省時に
嫁が久しぶりにバイクに乗ってみたいと言ったからだ。

本当に久しぶりのバイクで緊張していたがそれなりに
乗りこなしていたと思う!?







山陰道、米子道、中国道と走っていたら安富の手前で
雲行きが怪しくなり揖保川PAにピットイン。
その途端にゲリラ雨に天を割く雷鳴。
このPA便所しかなく売店もない。

最初バイク置き場にバイクを止めていたら次々と
バイクがピットイン。
みんな屋根のあるところを求めて。


30分ほどしても雨は止まない。
雨のバイク走行は嫁には危険なのでここからは
カッパを着て私が走る。

今回は、無線を持って行ったのでバイクと車の中のチビと
会話をしながら気を紛らわして雨の中ひた走る。








途中追越車線の車からチビが撮影してくれた。

ちなみにカッパのお腹の部分が膨らんでいるのは
デブではなく無線を入れたウエストバックを付けているからだ。







しかし雨も加西では止んでいる。
社PAに再度入りサウナスーツと化したカッパを
脱ぎ捨てる。
完全なる晴天でもう雨は降らないと思ったので
カッパを車に積んだ。

ここから先は、宝塚まで渋滞12kmとあったので
嫁チビとはお別れだ。
俺は渋滞の路肩を走るので先に帰るねという事で
お別れ。

しかしながら悲劇はこの後にやってきた。

中国道を渋滞の中走っていたら西宮北あたりで
突然のゲリラ雨。
なすすべもなく一瞬のうちにパンツまでずぶぬれ。
ホントの一瞬だった。
えっ!?と思っているうちにシールドが雨で叩かれ
視野が狭くなる。

途中路肩走行をしているとアホなマークⅡが路肩に
割り込んできてあわや接触寸前。
晴れていれば多分バイクを下りて喧嘩になっていたと思うが
兎に角、雨に打たれて疲れ切っていた。
Gパンの中で芋虫みたいに委縮した珍子も手に取るように
解る。

が、この雨も宝塚まで。



充実した4日間だった。


けどお父さんもお母さんも歳とりはったなぁ。
まぁ俺ももう44歳になるし当然なんだけど。

しかしこの暑さの中、バイクは地獄だ。
秋まではやはりバイクは小休止だな。