〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(100)

2016年05月07日 22時36分07秒 | 宗教
まことに人の苦痛は人の慰藉を以て慰めることは出来ない。人の千言万語もこの点においては何らの益ない。ただ主キリストを知りてすべての苦難に堪え得るのである。ヨブの苦闘が進んでパウロの救主発見に至て、苦痛は苦痛でなくなるのである。キリストが心に宿るに至って、人の慰藉を待たずして苦痛に堪え得るに至るのである。故に一度パウロの如き心を我に実得し得ば、すべての難問題が難問題でなくなるのである。最も不幸なる人さえ最も幸なる人となり得るのである。しかるに世には不幸に会せしため信仰的自殺を遂げし人が少なくない。これ肉体的自殺と相選ばざる忌むべきことである。我らはキリストに縋りて、すべての悲痛艱難に勝つべく努めねばならない。
…・・
「ヨブ記講演」内村鑑三著 岩波文庫 2014年
                   富翁
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残り一本の前歯

2016年05月07日 06時52分48秒 | 戯曲
わたしの前歯は「部分入れ歯」と称しております。支えているのは左3本、と右1本
この右がなくなりますと、あわれわたしの前歯は総入れ歯に。およよ。

やれ打つな 雀じゃないよ 前歯だよ
ただでさえ 食の楽しみ 奪われて
眼鼻耳 口はぼろぼろ どうなるの?
安楽
コメント (2)
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