千三句集（４０７）

薄明かりいつしか夕闇酒一合
　富翁

夏が来た

水やりの優しきこころ花感じ

夏の陽に種から出でし双葉かな

先輩

千三句集（４０６）

幼き日足踏み入れし草迷宮
　富翁

放猫

(運動不足解消のために、猫ちゃんを放ちます)

自由とは　まことにけっこう　そう思う
安楽

朝顔日句

昨夏は 大輪朝顔 楽しんだ
夜明け前 薄い闇咲く 朝顔よ
そして秋 たくさん種を くれました
そして今 三俳聖撒く よろしくね
安楽withANRAKU GANSO

千三句集（４０５）

草を刈るなむあみだぶつ草いきれ
　富翁

千三句集（４０４）

夏まひる汗落ちるまま測量士
　富翁

草むしり

草むしり汗をかいても褒められず

つねお

朝顔

鉢二つ水やりしつつ願かける

先輩

千三句集（４０３）

陽が落ちて海月漂い闇に入る
　富翁

朝顔の種蒔き

(昨年収穫しました種。水に沈んだものを撒きます)

大輪の 朝顔色んな 彩りよ
碧い紅 白貴婦人に 茶の花も
安楽

千三句集（４０２）

満を持し朝顔の種土に入る
　富翁

千三句集（４０１）

夏場所や座布団舞ってあとかなし
　富翁

「坂」「評判」

坂下りてそこに海ある町の夏

評判を気にせず生きる潔く

　富翁

坂

緩やかな 斜面に息切れ 風が吹く
亡き母が 少し辛いと 言っていた
あの言葉 喘ぎ歩くに 思い出す
安楽 with memories