千三句集（８５３）

夕暮れはふとさみしくて蝉の声
　富翁

千三句集（８５２）

炎暑果て夜になり満月
　富翁

千三句集（８５１）

熱帯夜生き延びて見る朝顔
　富翁

千三句集（８５０）

盆踊り櫓の上の月高し
　富翁

千三句集（８４９）

紫陽花の往生のあと照り返し
　富翁

激歩、9000歩

目に汗が　滲んで視界が　霧のよう
頭グラ　ぐらぐらへなへな　よた歩き
ペット茶を　飲みつつ歩く　六十三歳
安楽

千三句集（８４８）

西日中紅い運河をゆく小舟
　富翁

千三句集（８４７）

炎熱と渡り合うのは蝉ばかり
　富翁

千三句集（８４６）

遠雷やとぎれとぎれの夢一夜
　富翁

ゲリラ豪雨

整形外科　午後の診療　待つ間
ドトゥールコーヒー　読書してたら

ドドド雨　風も吹くなり　落雷も
もの凄いことに　なってきました

でもその後　きれいに晴れて　なんじゃいな
なんだったんだ　あの豪雨は
安楽

千三句集（８４５）

ゆらゆらと目高の尾びれ昼下がり
　富翁

散水も命がけ

この強い太陽光線の下、さすがに植物たちもぐったりんこ。
半日散水をおこたると、萎びてしまいます。

七月で　こんな状態　恐るべし
八月は　いったいどうなる　ヤバ予感
そんなこと　考えてたら　昼寝した
安楽

千三句集（８４４）

夏座敷目高三匹俺一人
　富翁

千三句集（８４３）

暑苦し川藤解説プロ野球
　富翁

梅雨明け

梅雨明けてぼーっとしている頭かな

この暑さ老いた身体がまた老いる

おいるはドラマー。

先輩