〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(98)

2016年05月05日 20時49分36秒 | 小説
男が狩りをし、戦っているあいだ、女は策を練り、夢を見る。つまり、女は幻想の母、神々の母なのだ。女は自らに備わる第二の目と翼で、果てしない欲望と想像の世界へと飛びたってゆく…・。神々は男に似てひとりの女の胸で生まれ、死んでゆく…・・。
  ジュール・ミシュレ
(「アウラ」より)
「フェンテス短篇集 アウラ・純な魂 他四篇」木村榮一訳 岩波文庫 1995年
                                 富翁

コメント (1)
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