胸いっぱい言葉にならぬ花見かな
白髪の白さを競う老いの坂
富翁
氷川にて古木の桜友と愛で
旧友と話し満開三分咲き
台南に旅行のような食事会
先輩
冬の陽を浴びて静かな船泊り
年の瀬に急いで沈む夕陽かな
いつからか毎年喪中おらが春
よしなし事浮かんで消える冬花火
鴨集う朝日を宿す船泊り
鳥の影通りすぎけり秋の空
ふるさとの山思い出す紅葉かな
どんぐりがおいでおいでの森の道
初めての声出しうれしキリギリス
病得て見上げる空に夏の雲
早朝の野球少年蝉の声
海近し四方八方夏の雲
夏近しのほほんと行く屋形船
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