昼間からうたた寝していると安元からの電話で起こされ、寝ぼけて出ると、電話口では必死の声が聞こえる。「折り紙の折ってるところ確認して!!」と安元。何を言ってるんだ?とにかく焦ってるトーンは伝わるが、こっちは折り紙なんて折ってないし、そもそも寝てるのだ。「・・ん、はあ?」「いいから早くしないと!」その瞬間僕の身体を誰かが押さえつけてる。暗闇の中、誰かが布団の上にいて、僕は殺されそうになっている。安元はなおも続ける「折り紙の折ってるところ違うの!」。とにかく恐怖である。折り紙も怖いが、侵入者が怖い。僕はぼーとした頭を回転させて、逃げようとする。その瞬間、僕は実際に布団から飛び出していた。侵入者はいないし、安元からの電話ももちろんない。
変な言い方だが、(夢の中で)安元からの電話がなかったら(実際に)殺されていたような気がする。
どろっとした苦い感触。
それから薄味の珈琲をいれて、齧られた林檎の液晶画面と向き合う仕事。今日の集中音楽はラジオ頭の虹の中。夢の感触は徐々にとれる。
変な言い方だが、(夢の中で)安元からの電話がなかったら(実際に)殺されていたような気がする。
どろっとした苦い感触。
それから薄味の珈琲をいれて、齧られた林檎の液晶画面と向き合う仕事。今日の集中音楽はラジオ頭の虹の中。夢の感触は徐々にとれる。