
函館本線の長万部~小樽間は、通称・山線と呼ばれます。
今でこそ、札幌~函館間を走る特急列車は全て千歳線を経由して、噴火湾沿いを
室蘭本線経由し長万部から函館に向かいますが、昔は、函館本線こそが特急路線
でした。
そんな、花形路線であった山線の面影がある駅です。
小沢駅 (こざわえき)
(岩内郡共和町小沢)
開業は古く、明治37(1904)年7月18日。
昭和60年3月末まで、岩内線(小沢~岩内)の始発駅でした。
そのため、駅構内は広く、古いですが跨線橋も立派です。
現在は無人駅になってしまい、駅舎も建て替えられてしまいましたが、
跨線橋には、その昔この駅が人で賑わっていた姿を見てきた絵が2つ
飾られています。
きっと、駅の職員さんが書いたものなんでしょうね。
駅を出たすぐの所(国道5号線沿い)に、名物が売っています。
その昔は、駅構内でも売っていたそうです。
トンネル餅
製造 末次商会製菓部 400円
すあまです。
写真では解りにくいですが、ピンクと緑のラインが入っています。
賞味期限は当日です。その日のうちに食べましょう!
やっぱり作り立てがおいしいですから
私が買った時は、ほんのりと温かさを感じました
トンネル餅の名前の由来ですが、小沢駅は、稲穂トンネルと倶知安トンネルの
間にある駅なのだからだそうです。
峠のトンネルに挟まれ、下り勾配と上り勾配の間の駅なので、
小沢駅発車時にSLは、勢いをつける為にものすごく黒煙を吐きながら
発車したそうです。
そんなことで秋に走る、SLニセコ号運行時には、鉄道ファンが線路脇に
たくさん待ち構えます。
華やかななりし、小沢駅を今に伝えるトンネル餅なのでした