先日、ロビンソン百貨店閉店の記事をUPして間もないのに・・・。
北海道の老舗百貨店、丸井今井(札幌市)が29日、札幌地裁に民事再生法の適用を申請した。大手百貨店の伊勢丹の力を借りるなどして再建に取り組んできたが、昨年来の消費不振を受けて万策尽きた。一方、大手も地方への出店を中止するなど、景気後退を前に規模縮小を余儀なくされており、百貨店不況の波が地方都市をのみ込み始めた。
丸井今井は札幌本店など道内に4店舗を展開。北海道拓殖銀行の破綻(はたん)で経営危機が表面化し、平成17年からは伊勢丹の営業支援を受けて再建を目指してきた。しかし、売り上げ回復につながらず、平成20年7月期は9億円の最終損失を計上、業績が悪化していた。
丸井今井の民事再生法適用申請を受け、13%を出資している伊勢丹の親会社、三越伊勢丹ホールディングスはこの日、営業支援を継続するとした上で、金融支援を含めたスポンサー就任については「至急検討に入る」と発表した。
以上、gooニュース 2009年1月30日(金)08:05 より引用
↑ 札幌本店に張られていたお知らせ
丸井今井は、明治5(1872)年に新潟県出身の今井藤吉が札幌市中心部に
小間物屋を開業したのが始まりです。
137年の歴史を誇る老舗百貨店・・・。
gooニュースにもありましたが、丸井今井の経営危機は過去に2回。
一度目は平成9年。多角化を進めた創業一族の社長による不透明な
不動産投資が拓銀破綻で発覚。社長は解任され、地元金融機関による
支援がなされました。
二度目は平成15年。地方の売上不振店舗と、札幌・旭川・函館店の
経営を分離し、伊勢丹と地元金融機関に支援を受けました。
今回が3回目・・・。
札幌駅前に開店した大丸の影響で売り上げが伸び止んでいたのは事実。
そこに、今回の景気低迷・・・。
帰りに寄ってみましたが、地下の食品売り場は多くの人で溢れていました。
市民はきっと見捨ててはいないはず。
社員のみなさん 頑張って!
札幌市民のデパートを見る目は丸井さん、彼方達が基準なんですから。
「丸井さん」と親しみを持って呼ばれている事を忘れずに・・・。
大丸さんとは呼んでませんよ。
札幌市民の一人として経営再建してくれることを期待しています。