ある日の出来事。
何の気なく車を走らせていたのですが、公園に牛さんがいる!と思ってよく見てみると・・・。
オブジェでした。
牧場風の柵と言い、公園名からすると、もともとは牧場だったのでしょうか?
樽川まきば公園
(石狩市樽川6条2丁目)
ヒグマさんのコメントを受けて、詳しく調べてみました。
この一帯は、町村農場の創業者である町村金弥が、明治30(1897)年に国有地未開地処分法公布の際に仲間数人と共同で購入した土地でした。
後に町村が仲間から全てを買い取りましたが、樽川の一部と花畔(ばんなぐろ)南線一帯のこの土地は、作物の生育には不向きな泥炭地でした。
札幌興農園の創始者、小川二郎が町村氏からこの土地を借り受け、興農園樽川農場が明治41(1908)年に牧草栽培を目的として開設されました。
その後、大正7(1918)年に興農園から極東練乳(株)が経営を譲り受けた極東農場があったそうです。極東練乳は明治乳業(現・明治)の前身の会社です。
明治乳業札幌牧場(昭和25年発行の地図に記載あり)が何時ごろ閉鎖されたのは調べきれませんでした。
昭和39(1964)年から始まった南線地区宅地造成、昭和46(1971)年の花畔南地区住宅公団宅地造成が行われ、最近では平成7(1995)年に
明乳パストラルシティと言う、住宅団地が造成されて現在に至ります。