私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

変わり種サスペンションの話

2012-07-29 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 最近触れる機会があった変わり種のリアサスペンションのことをちょっと記して見ます。
 このクルマの後輪下部は写真の通りですが、ロワコントロールアームがあって、アッパー-アームに相当するものが、どうやらハーフシャフトが兼用している様です。それと、ほとんど横力は受け持たないトーコントールアームが別に1本あります。そして、スプリングは、横置きに配置した。どうやらF RP製らしいリーフスプリングが担っています。

 サスペンションの型式としては、ダブルウィッシュボーンに分類されるのでしょうが、国産車などではまず見掛けない形態のサスペンションです。

 写真はリフトアップされて車輪は伸びきっているのですが、大して下方に下りていません。すなわち、サストラベル(ストローク)が小さいことが明確です。この様なサストラベルの小さいクルマは、どうしてもサスペンションのバネ定数(固さ)を高めに設定せざるを得ません。

 そんなことを思いつつ試乗した結果は、路面の突起を乗り越えると、車体が飛び上がるほどの固さで驚きました。ハーシュ(ネス)も何も、あったものでないサスペンションです。

 このクルマはコルベット(C4、90年)というアメリカ製スポーツカーですが、幾らスポ-ツカーだからといって、この固さはないだとうというものです。一方、超ハードサスの割りには、ステアリングがクイックかというと、そんな様子も見られず、?なクルマと感じてしまいます。




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