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レッツ・ダンス 価格:¥ 1,500(税込) 発売日:2008-06-11 |
David BowieやT-RexのプロデューサーとしておなじみのTony Viscontiが好んで使用した『ROCK EQ』です。エンジニアの立場からこのEQの調整ポイントを考えると、何でそんなサウンドになるのか、ちょっと?な部分もありますが、とにかくそう言われています。ポイントは確か、低域が40Hz ±15db、高域が15KHz±15db、中域は700 / 1K / 1.5K / 2.3K / 3K / 3.5K / 5.6K ±8dBと言うどちらかと言うとハイ/ローはクラシック向き?なポイントで素直な印象がありますが、それに対してミッドは少々攻撃的かも知れません。
そこで思い出したのが、昔レコードの時代に『Master Tapeをそのままカッティングにしました』的なレコードがあって、たまたまDavid BowieのLet's Danceを聴いたのですが、マスタリング前は『スタジオ標準サウンド』というか製品版レコードとはまるで違う『素直な良い音』だなぁ~と思った事でした。(Let's Danceのプロデューサーはナイルロジャースですが、、)あのサウンドは当時Master Diskに居たBob Ludwigさんの手腕による所が大きかった訳ですね。。。その場に同席したエンジニアで、それに影響されてマスタリングエンジニアになるべくLAに渡り今では大変有名になったマスタリングエンジニアの方も居るそうです。商品性よりアーティストの音楽性を最重要ポイントに作業を進めるスタジオワークで仕上がった作品をより高次元の商品へと進化させるマスタリングワーク。こんな連携が必要となる仕事に恵まれてみたいと思います。
ピンアウトはこちらです。コネクターはT 2706 13pinで、+24Vdcで動作します。