プロクソン フライスマシン4点セット NO.16000 価格:¥ 89,250(税込) 発売日: |
ドイツ製とは全く関係のない古き良き時代のアメリカ製のEQです。アメリカ製の録音機材もこの550や後発の550A辺りの時代までは、APIを始め Quad Eight や Harrison, Ampex 等の名機が目白押しでしたが近年はpro-tools等と同じように数年するとジャンクになる機材のオンパレードですね。その中でも少数ながらLexiconやApogeeは今でも現役で使用している物があり今後の健闘を期待しています。
シリアル1000番台の550ですが、お馴染み2520オペアンプとJensenのO/Pトランス、30年以上を経ても問題無く使用出来るコンデンサーと11ステップのスイッチで構成されていてGermanモノとは全く傾向は違いますが大変丁寧な作りです。中でも550は初期の貴重なモジュールで国内で良くお目に掛かる550Aよりも一層エッセンスが凝縮されている独特のAPIサウンドです。
最近の録音は殆どV76sやW495stb等のGerman Vintageで行う事が多かったのですが、久しぶりにAmerican Vintageに触れるとEQの考え方やサウンド構築の考え方まで普段の自分と全く違うAvalon M2や550Aを多用していた頃の自分に戻ったようで久しぶりに新鮮な気分を味わった次第です。