Neumannディスクリート世代のdual summing amp "PSVD f"です。
今まではICベースのV475-2Aをbus ampに使用していたのですが、ラインアンプV472-2（OA20）を一世代前のPV-46D（OA10）に変更して良い結果が得られた事から、bus ampもPV-46Dと同じ世代のPSVD fに変更したので入り口から出口まで全てのモジュールがディスクリートになりました。
音色はICベースのV475-2AでもNEVEのBA640 vs BA440的な不満はなかったのですが、実際に交換してみると低域の質感はそのままにベースラインはクッキリ聴こえるようになるし、若干アタックが勝ち気味だった叩きもの系もアタックと余韻が一体化して、コンプやEQであれこれ調整しなくても「欲しい所がプレゼンスされる」非常に扱いやすいシステムになりました。
ピンアウトは、オーディオ系はV475-2と同一で、+24Vのアサインが一ヶ所違うだけなので交換も容易です。
Neumannのsummingシステムをお持ちの方は、そう多くいらっしゃらないとは思いますが、ICベースのサウンドとディスクリートのOA10には音質も然ることながら、音楽性や表現力にもかなりのアドバンテージがあるのでPSVeを見つけた際には是非お試し頂ければと思います。