アラ還のズボラ菜園日記  

何と無く自分を偉い人様に 思いていたが 子供なりかかな?

高倉健今を語る 1

2013年05月05日 | 近世歴史と映画

質問1

 歳を重ねるごとに輝きを増してゆく人、そんな素敵な人に出会いたいという思いから、今回のアンケートを企画しました。「老いて美しき人」という言葉には、若さ=美、老い=醜、という世間一般の考え方への異議の思いを込めたつもりです。若さを保っていることがシニアの美しさの必要条件ではない、と。

 その男性部門で、高倉さんは第一位に選ばれました。そこで、アンケートの回答を軸に、いろいろお間きしたいと思います。

最初はアンケートのテーマに沿ってお聞きします。若い頃と今とを比較して、いちばん変わったところ、特に、ご自身で、成長したと感じておられるところは、どこでしょうか。

 

 

老いて美しい人」という言葉に、まだそんなじじいじやねえよという

反抗心もあります。

 でも、お答えします。

人が一番傷つき易いのは、心だということに気が付いてから、

出来るだけ無駄な争いを避けるようになった。それが大人になったと

いうことでしょうか。

 若い頃、諸行無常を受け入れ難かったけれど、今は前よりは、

受け入れられるようになりました。

長い問使えば、トンネルでも傷みます。

最近は、心身ともに丁寧に使っていこうと心がけています。

                  文藝春秋 2013 季刊春号より 高倉健 一問一答より