アラ還のズボラ菜園日記  

何と無く自分を偉い人様に 思いていたが 子供なりかかな?

福島泰蔵の結婚

2013年05月02日 | 近世歴史と映画

 

  彼は、(明治三十五年十月十三日)弘前市、成田寅之肋の妹キヱ(二十一歳)と結婚した。

 媒酌人は、第八憲兵隊長、工藤祐之少佐夫妻。式場は、弘前偕行社で、

 至極ささやかにしかし厳粛に執行。祝宴は、成川家の大広四間で延々と続いた。

 彼は、これまで後願の憂いに繋がる妻帯はせんと、独身を続けてきた。

 然し、弘前には、詩友が大勢出来、勧められた。

 頑円一徹な彼も、遂に成川キヱの人柄に惚れ込み、世帯を持った。

 彼は、この祝宴で大酔。賑やかな津軽三味線に合わせて踊り出したまでは良かったが、

 後は高いびきで、 前後不覚の語り草を、ここでも残してしまった。

 この挙式には、群馬から彼の父親泰七と、妹の里、二人が出席した。