日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ウサギアオイ(兎葵)?、ハイアオイ(這葵)?

2024-06-20 07:00:00 | 植物

これは「ハイアオイ(這葵)」?、それとも「ウサギアオイ(兎葵)」

ウォーキングコースの道端にびっしりと広がっていた草、葉と花はどう見てもアオイのように見えました。

草丈は30cmほど、縁に5つの切れ込みがある葉の大きさは、大きなもので5cmくらい、小さいものは2~3cmほどでした。

花は1cmもないくらい小さく、白色で先端がほんのりピンク色になっているものもありました。

 

花はほとんど終わってしまったようで、タネがいっぱいできていました。

 

この花について調べたら、「ウサギアオイ」「ハイアオイ」の名前が出てきました。

それぞれの特徴をネットの写真や情報で見比べてみたのですが、イマイチ違いが・・・良く分からないのです。

 

2種の違いを『チャットBing AI』で聞いてみた結果です。

 ウサギアオイ

茎---直立または斜上します。

葉---葉は互生で掌状(しょうじょう)、5~7裂し、大きさはまちまち、葉柄は長い。

花---半開きな状態で、花柄の短い5mmほどの小さな花、花弁は5枚で、先端が2裂して、ピンク色を帯びていないでもない。

実---5枚のガクに囲まれたドーナツ形で、ガクは開き気味、果柄は短い。

 

 ハイアオイ

茎---よく分岐してやや斜上します。

葉---互生し、5~7裂します。

花---花弁も小さく、白色から淡紅色です。

実---柄は短いです。

 

この結果じゃ分かりませんね。

ただ、『ウサギアオイを調べると、ハイアオイ、ナガエアオイという非常によく似た植物の名前が出てきます。

ざっくりと、茎が地を這うものがハイアオイ、果実の柄が長いものがナガエアオイなどとも言われますが、研究者の間でも見解が分かれ、あまり釈然としない状態になっています。

この3種の扱いは今後の研究によって変わるかもしれません。(city.noda.chiba.jp)』

という記述が見つかりました。

結局、今回見つけた草が「ウサギアオイ」か「ハイアオイ」か区別がつきませんでした。

どちらなのでしょうね。

 

 

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イヌシデ(犬四手)、アカシデ(赤四手)、クマシデ(熊四手)

2024-06-18 07:00:00 | 植物

近くの公園には「イヌシデ(犬四手)」の木があります。

6月、その木からヒラヒラとしたものがぶら下がっていました。

これはイヌシデの実なのだそうです。

 

この木は見る時期によって違う形のものがぶら下がっているので不思議に思っていました。

3月下旬に見たイヌシデの木です。

この時は長い、ヒモ状のものがぶら下がっていました。

 

見る時期によってぶら下がっているものが違うのは何故?

ということで、早速この木のことを調べてみました。

このようなシデ類の木は4~5月に花が咲き、6月には実になるようです。

だから、3月下旬に見たヒモ状のものが花、6月のヒラヒラしたものが実、ということでした。

花と実、2つの形状が全く違ったものが、両方ともぶら下がるのだから、不思議に思ったのもうなずけます。

 

花について・・・

雌雄同株で、雄花と雌花の両方とも蜜について垂れ下がる尾状花序。

雄花は前年の枝の葉の元から長く垂れ下がり、雌花は新枝の先に小さく垂れ下がるようです。

だから雌花は雄花ほど目立ちません。

[イヌシデの花]

 

実について・・・

咲いていた雄花は授粉後には落ちてしまい、雌花は残って果穂(かすい)になってぶら下がります。

果穂とは中に種子が入った果苞(葉が変形したもの)が房状になっているものだそうです。

その果穂が実なのです。

[イヌシデの実]

 

名前の『シデ』とは神社でしめ縄や玉串に下げる、あのヒラヒラした紙を折ったもののことで、果穂が垂れ下がる様子をそれに例えたとのことでした。

 

学名:Carpinus tschonoskii 

英名:Korean hornbeam、Chonowski's hornbeam

別名:ソロ、シロシデ、ソネ

科名・属名:カバノキ科 クマシデ属

原産地:日本、朝鮮半島、中国

 


次に「アカシデ(赤四手)」です。

この木はウォーキングコースの雑木林の中で見つけました。

 

3月ごろの雄花です。

 

果穂の様子です。

イヌシデに似ていますが、比べてみると、果穂が少し小さくて果苞がまばらのような気がします。

 

 アカシデ 

日本各地の山地に分布するカバノキ科の落葉樹。

特に関東地方の雑木林や川原ではイヌシデと共に普通に見られ、庭木や盆栽として使われることもある。

イヌシデ、クマシデに比べて小ぶりであり、新芽が赤く、幹、葉を始めとした木全体も赤みを帯びることから、アカシデと呼ばれるようになった。(by庭木図鑑)

イヌシデとの見分け方は、アカシデの葉はイヌシデより小さく、葉柄や葉の付け根を含めて木全体が赤みを帯びています。

また、イヌシデの葉には多くの毛が生えていますが、アカシデには毛はありません。

 

学名:Carpinus laxiflora

英名:Japanese loose-flowered

別名:ソロ、ソロノキ、アカソロ、アカメゾロ 

科名・属名:カバノキ科 クマシデ属

原産地:日本、朝鮮半島、中国

 


そして、「クマシデ(熊四手)」です。

クマシデはアカシデやイヌシデなどの他のシデ類に比べて果穂や葉が大きいので『クマ』の名前が付けられたようです。

 

ウォーキングコースの途中にある、造園会社の苗木の育成場で実を見つけました。

その実は他のシデ類と違って、ちょっと面白い形をしていました。

大きな蓑虫がぶら下がっているように見えたり、ビールの原料のホップのようにも見えたりしました。

残念なことに、クマシデの花の画像は撮ってありません。

でも、違っているのは実だけで、花は他のシデ類の花と似ているようです。

この果穂が面白い形をしています。

クマシデは果苞が密で、太いのが特徴のようです。

果穂の成り立ちも調べてみました。

雌花の基部に花を抱くようにつく小苞があって、授粉後その小苞は大きくなって葉状の果苞→→果穂となるようです。

(小苞とは---苞とは花を抱くようにつく葉のことで、普通の葉とは形が違っていて、花の基部につく苞を小苞として区別する)

植物の用語って難しいですね。

要するに、雌花には花の基部にガクのようなものがあって、授粉後にそれが大きくなり、ホップのように見える実になる、ということなのでしょうね。

落ちていた実を拾ったので、分解してみました。

果苞の一枚一枚の基部にタネがついていて、マツボックリに似ているような・・・。

果苞の形も独特で、ホタテ貝のような形でした。

 

学名:Carpinus japonica

英名:Japanese hornbeam

別名:オオクマシデ、オオソネ、イシソネ、カタシデ

科名・属名:カバノキ科 クマシデ属

原産地:日本

 

 

 

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ザクロ(石榴)

2024-06-16 07:00:00 | 植物

柔らかな黄緑色の葉が生い茂る中に鮮やかなオレンジ色の花。

「ザクロ(石榴)」です。

何だか気持ちが明るくなるようで、この色の組み合わせがとっても好きです。

「ザクロ」は大きく分けて2種類に分かれます。

実ザクロと花ザクロです。

実ザクロは一重の花で食用の実が生り、花ザクロは八重の花で鑑賞用です。

 

実ザクロは花が終わった後に独特な形の実をつけます。

 

ウォーキング中には白い花のザクロも見つけました。

ちょっと黄色っぽい八重の花でした。

観賞用なのでしょうね。

 


 

学名:Punica granatum

英名:Pomegranate

和名:柘榴、石榴

科名・属名:ミソハギ科 ザクロ属

原産地:地中海沿岸~ヒマラヤ地方

 

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マメグンバイナズナ(豆軍配薺)

2024-06-14 07:00:00 | 植物

ウォーキングしていると道端には「マメグンバイナズナ(豆軍配薺)」が目立ちます。

冬の間からあれほど蔓延っていたナズナは茶色い茎だけがひっそりと残っているだけなのに、それに変わって今はマメグンバイナズナが頑張っています。

春先には1本の茎がまっすぐに伸びていて、細々とした株だったのですが、今では枝があちこちに分かれ、大きな株となって生い茂るほどになっています。

花も咲いていますが、同時にタネもできています。

ナズナと一緒ですね。

でも、タネの形に違いを見つけました。

 

マメグンバイナズナ----丸っこくて薄い円盤形の実、先が僅かにへこんでいる

ナズナ----平べったい三角形の実

 

 マメグンバイナズナ

北アメリカ原産のアブラナ科の植物で、道端や空き地などに自生しています。

ナズナに似ていますが、果実が軍配型でなく、丸くなっているのが特徴です。

名前は、果実が相撲で使う軍配に似ていてることが由来で、明治末期ごろに神戸で確認され、その後日本全土に広がり、帰化状態になっているようです。

グンバイナズナに似ていますが、マメグンバイナズナはその小型版です。

実の大きさは、マメグンバイナズナが3㎜ほどなのに対してグンバイナズナは3倍の10~15㎜ほどあります。

 


 

学名:Lepidium virginicum

英名:Virginia pepperweed

別名:コウベナズナ、セイヨウグンバイナズナ

科名・属名:アブラナ科 マメグンバイナズナ属

原産地:北アメリカ

 

 

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セネシオ・ポリオドン

2024-06-12 07:00:00 | 植物

ピンク色のミヤコワスレやデイジーのような花、「セネシオ・ポリオドン」が咲いていました。

ちょっと珍しい名前ですが、花はよく見かけるキク科の花と同じような形です。

でも、株が横に這うように伸びて、そこに小さめのピンクの花が賑やかに広がって咲きます。

 

この花は元々は南アフリカの草原で咲くワイルドフラワーなので、とても丈夫なようです。

花の特徴としては、細い茎が横に広がって伸び、上部が枝分かれしたところから花茎が立ち上がって、次々と小さな花が咲きます。

花は1cmくらいの大きさです。

嬉しいことに、植えっぱなしでも、こぼれ種で毎年増えていくようです。

 


 

学名:Senecio polyodon

英名:Pink ragwort

別名:セネキオ、ピンクラングワート

科名・属名:キク科 キオン属(セネシオ属)

原産地:南アフリカ

 

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