日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ルリヤナギ(瑠璃柳)

2024-06-28 07:00:00 | 植物

「ルリヤナギ(瑠璃柳)」が咲いていました。

瑠璃という響きが気に入っています。

日本の伝統色である『瑠璃色』とは、濃い紫味の青色のことで、透明感がありながらも深みのある清澄な色です。

ルリヤナギ、ルリマツリ、ルリトウワタなど、言葉の響きも花の色もとってもいいですね。

 

ウォーキングコースでルリヤナギの花を見つけました。

ルリヤナギは樹高が1.5m~2mほどにもなるので、常緑低木の扱いなのです。

だから、たまたま花が咲いていたから気づいたけれど、もしも咲いていなかったら、ただの木だと思ってスルーしてしまったかもしれません。

ヤナギと名前に付きますが、ヤナギの仲間ではありません。

花の形はナスと同じ、色は薄紫、ルリヤナギはナス科なのです。

3cmほどの花は長い花柄の先にあって、うつむいて咲きます。

瑠璃色と名が付いていますが、花色はそれよりももう少し薄い紫色のように見えたので、ちょっと名前に無理があるかな? と思っていました。

そうしたら、ルリヤナギの瑠璃色は、花色ではなく果実の色のことなのだとか。(APG原色牧野植物大図鑑)

その果実は1cmほどの球形で、熟すと黒くなるのですが、よほど暖かい地方でないと結実しないようです。

この花(木)は鎌倉時代の頃、琉球を経て渡来したので、「リュウキュウヤナギ(琉球柳)」という別名もあります。

 


 

学名:Solanum glaucophyllum

英名:Waxyleaf nightshade

別名:リュウキュウヤナギ(琉球柳)、スズカケヤナギ(鈴懸柳)、チョウジカ(丁字花)

科名・属名:ナス科 ナス属

原産地:南アメリカ

 

コメント
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