日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)

2024-02-09 07:00:00 | 植物

ウォーキングコースの途中にある家、外塀に沿ってプランターが並べられていました。

プランターはパンジーや矮性のキンギョソウ、デージーなど、色とりどりの春の花が所狭しと咲いていました。

その中に、「ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)」を見つけました。

『ストック』とそっくりです。

ストックのことは別名でアラセイトウと言います。

それに、ストックもとてもいい香りがするのに、なぜわざわざニオイアラセイトウという名前にしたのでしょうか?

調べてみました。

 

--- ニオイアラセイトウ ---

花は黄色、橙、白、赤があって、日本では一年草として扱われているけれど、原産地では多年草です。

花には香りがあり、夜になると香りを放ちます。

--- アラセイトウ(ストック) ---

香りがある花で一年草、花壇や切り花として使われています。

花は一重又は二重花弁、頂生の総状花序に花が密につき、花色はピンク、ラベンダー、パープル、白色、黄色、赤色などがあります。

 

どこが違うの? 

っていうくらいこの二つの花の違いはあまり良く分かりませんでした。

ただ、違っていたのはニオイアラセイトウは夜に香りを放つということでした。

そして、この花が香るのは夕方から夜にかけて、特に暖かい日にはその香りは強くなるようです。

 


 

学名:Erysimum cheiri

英名:Wall flower

別名:ウォールフラワー、チェイランサス

科名・属名:アブラナ科 エリシマム属

原産地:南ヨーロッパ

 

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クレマチス(冬咲種)

2024-02-07 07:00:00 | 植物

去年、冬に咲いているクレマチスを見つけて、クレマチスには冬咲の品種があることを知りました。

今年も咲いているかな? と思い、その場所に行ったら・・・

思った通り、去年と同じように、青々とした葉っぱと小さめの白い花がびっしりとフェンスいっぱいに咲いていました。

これは『クレマチス・ジングルベル』という品種です。

 

そして、今年は更に別の品種も見つけました。

それは、「クレマチス・アンスンエンシス」で、もちろん冬咲種です。

この花には『冬色のメロディ』という可愛い別名もあります。

蕾の大きさは2~3cmほど、ベル状になっていて、すべてが下を向いてぶら下がっています。

1個だけ、フェンスに絡ませて上向きの花が見つかりました。

花の様子が良く分かります。

アンスンエンシスは中国原産のようです。

 


 

学名:Clematis

英名:Clematis

別名:テッセン

科名・属名:キンポウゲ科 センニンソウ属

原産地:日本・ヨーロッパ・アジア

 


冬咲種ではないようですが、近所のお宅に毎年秋になると開花して、冬の間ずっと咲いているクレマチスがあります。

この花の品種は何なのでしょうね。

去年の11月頃からずっと咲いています。

2023年11月25日に撮影したものです。

この花、面白いことに、今年の1月末には黄色っぽくなっていました。

寒さのためでしょうか? 

 

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サルココッカ

2024-02-05 07:00:00 | 植物

去年の2月中旬に初めて見た花(木)が「サルココッカ」でした。

その時は白い花が咲いていました。

[去年の2月中旬のサルココッカ]

それから約1年後、1月中旬に今度はこの木には黒くて、ちょっとツノが出ているような実ができていました。

(このツノは柱頭の名残なのだとか)

 

同じ冬に花の時と実の時があるのはどうして??

ということで、サルココッカについて調べてみると・・・

 雌雄同株のサルココッカは、雌花が終わると緑色の果実ができます。

その実は秋になると赤くなり、10月ごろから段々と黒紫色に変わるのですが、実が完熟するためには時間がかかります。

そうしている間に2月~3月ごろになると次の花が咲きます。

ということでした。

花を見つけた去年、そして実を見つけた今年、同じ冬でもその時期が少しだけずれていたようです。

実を撮った今年の写真を良く見ると、まだ硬そうな蕾も見えます。

今はちょうど花と実が入れ替わる時期だったのでしょう。

 


 

学名:Sarcococca 

英名:Sarcococca tree

別名:ハナツゲ

科名・属名:ツゲ科 サルココッカ属

原産地:東アジア

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キダチアロエ

2024-02-03 07:00:00 | 植物

周りは枯れた木ばかりで寂しそうな庭に、オレンジ色の「キダチアロエ」の花が1本だけ目立っていました。

 

この花は子どもの頃からとても身近な存在でした。

どこの家にも植えてあったのです。

それはキダチアロエは「医者いらず」と呼ばれていて、怪我や火傷をしたときに役に立ったからです。

昔、火傷のした時、葉の中のゼリー状のものを塗ってもらって炎症を抑えたような記憶があります。

苦かったけれど、それを食べたこともあります。

整腸作用もあったのでしょうね。

 


学名:Aloe arborescens

英名:Aloe、Krantz aloe、Octpus plant

別名:木立蘆薈(キダチロカイ)

科名・属名:ツルボラン科 アロエ属

原産地:南アフリカ

 

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梅とか・・・

2024-02-01 07:00:00 | 植物

ウメ(梅)の便りが聞こえてくる時期になりました。

ウメは元々は中国の花なのですが、日本には弥生時代に渡ってきたという説もあります。

そんな古くからあるウメですから、今ではすっかり日本に馴染んでしまっているので、日本のものだと思っている人も多いかもしれません。

それに、日本には花がウメに似ているだけで、全く関係のない花にもウメという名が組み込まれていて、○○梅などという名前になっている植物も多くあります。

名前の元になる花がウメなので、そういったことからも、ウメは日本のものと思うのも無理はないのかもしれません。

でも違います、ウメは中国産なのです。

 


ウォーキング中に見つけた「ウメ」と名前がついている花

 

 ギョリュウバイ(御柳梅・魚柳梅)

葉の形がギョリュウ(御柳)の細長い葉に、花がウメに似ているからと付けられました。

別名は『マヌカ』、有名なマヌカハニーの原料です。

マヌカハニーはミツバチとギョリュウバイの原種によって作られています。

でも、原種のマヌカは一重の白花で、ニュージーランドの一部にしか自生していないようです。

 

学名:Leptospermum scoparium

英名:Manuka、Tea tree

別名:レプトスペルマム、ネズモドキ、マヌカ

科名・属名:フトモモ科 ネズモドキ属

原産地:ニュージーランド、オーストラリア

 


 ロウバイ(蝋梅)

花弁全体が黄色のソシンロウバイです。

『ソシン』を漢字表記すると、「素心」または「素芯」です。

花弁が芯まで同じ色であるという意味になっています。

 

ロウバイです。

本来のロウバイの花は内側の花弁が茶褐色になっています。

ソシンロウバイに比べると、花が少し小さめだし、咲き方も下向きか横向きなので何となく地味で寂しい気もします。

 

学名:Chimonanthus praecox

英名:Winter Sweet

別名:カラウメ・ナンキンウメ

科名・属名:ロウバイ科 ロウバイ属

原産地:中国

 


 オウバイ(黄梅)

オウバイは葉が出る前に垂れ下がった枝に黄色い6枚の花びらを持った花を咲かせます。

ウメに似た花ですが、ジャスミンの仲間で、英名は『ウインタージャスミン』となっています。

 

学名:Jasminum nudiflorum

英名:Winter jasmine

別名:ゲイシュンカ(迎春花)、オウシクバイ

科名・属名:モクセイ科 ソケイ属

原産地:中国(北部・中部)

 


○○梅、梅花(バイカ)○○という名前の花は他にもたくさんあります。

例えば、バイカウツギ、ギンバイカ、オウバイモドキ、ウメモドキ、リキュウバイ・・・など。

今回は、今の時期に見つけたものだけを挙げましたが、また季節が変わって、違う花にも出会えたら取り上げてみようと思っています。

 

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