「ビワ(枇杷)」の白い花を見つけました。
ビワは冬の寒さにも負けず、小さな花を次々と咲かせていました。
ビワって意外と身近にあるのに、今まであまり花を意識した事がなかったんです。
花が小さくて、全体が綿毛に覆われているため見えないからなのか、開花していてもなかなか気が付かないんですよね。
遠目に見ると木に茶色い塊があるのが分かるけれど、まさかその中に花があるとは思えないんです。
でもよく見ると、茶色い綿毛の毛布を脱ぎ捨てて、この寒空の中に今にも咲き出したいと思っているようなのです。
その頑張っている様子は応援したくなりますね。
おしくらまんじゅうをしているように、我先にと開きたがっているようにも見えますね。
ビワはとっても花付きが良いらしく、1つの花房に10~20個の蕾をつけるようです。
そうすると1本の枝、1本の木となるとものすごい数の実ができることになりますね(゚ロ゚)
そういえば、植えっぱなしになっている木にいっぱい小さな実が生っているのをよく見たことがあります。
花を拡大するとバラ科だと分かりますね。
この花房は花が終わってしまったのでしょうか?
冬に開花するビワはどのようにして授粉するのか不思議でした。
何もわざわざ虫がいなくなる冬に咲く意味があるのかしら?、などとと思っていました。
そうしたら、全く逆でした。
冬でも活動する虫は存在しているので、他の花が少ない冬に開花することで、こうした虫たちを独り占めにしているようなのです。
実の生る一般的な植物とは違って、ちょっと変わっていますね。
学名: Eriobotrya japonica
英名: (Japanese)Loquat
別名:ヒワ、蘆橘(ろきつ)
科名・属名:バラ科 ビワ属
原産地:中国南西部