日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

シャクチリソバ(赤地利蕎麦)

2021-11-08 07:00:00 | 植物

久しぶりに川沿いの遊歩道を歩いてみた。

この辺りは暖かいので木々の紅葉も望めず、茶色い枯れ葉ばかりが目立っていた。

その中で目に留まったのが緑色をした元気な葉っぱと白い「シャクチリソバ(赤地利蕎麦)」の花だった。

一面に咲いていた。

この花はソバの仲間。

でも、ソバは1年草だけど「シャクチリソバ」は多年草なので宿根ソバとも呼ばれている。

昭和初期に薬用植物として栽培されていたのが逃げ出してしまって、河川敷や空き地などで野生化しているとか。

本当にソバの花に似ていて、ソバよりも少し長めの雄しべの先にある葯のピンク色がかわいい。

 

 

 

 

花もそろそろ終わりかけているので、この後は三角錐状で黒褐色の実が熟してくる。

でも、それはソバに似ているけれど、苦くて食べられたものじゃないらしい。

それで、実よりも若葉の時に、葉や茎をお浸しやわさび和え、天ぷらなどにしてに食べるとおいしいとか。

 


 

学名: Fagopyrum dibotrys (D.Don) H.Hara

英名:Tall buckwheat

別名:ヒマラヤソバ、シュッコンソバ(宿根蕎麦)

科名・属名:タデ科 ソバ属

原産地:ヒマラヤ地方

 

 

コメント (3)
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コセンダングサ(小栴檀草)

2021-11-01 07:00:00 | 植物

俗に「ひっつき虫」と呼ばれているもの、でも虫ではない。

この草の名前は「コセンダングサ(小栴檀草)」

花よりも種の方が馴染み深いかも。

 

 

空き地や道路脇などに群生していることが多い「コセンダングサ」

歩いていてちょっと草むらなどに寄ったりすると、服などにこの種がついて、本当に迷惑。

でもしょうがない、種の目的は子孫を残すことなのだから。

自ら動けない植物は、風や鳥、時々は人間にお願いして種を運んでもらわなければならない。

「コセンダングサ」なりに考えてこのような形の種になったのだろう。

一つ一つの種にトゲをさかさまにつけて、絶対に離れないようにくっつく。

植物ながら侮れない。

「コセンダングサ(小栴檀草)」の花期は9月〜10月。

全体の丈は1mほどにもなる。

茎は四角く角ばり、上部に黄色い花をつける。

花は筒状花のみで、舌状花はない。

 


 

学名:Bidens pilosa L. var. pilosa

英名:Common beggar's tick ,Hairy beggarticks

科名・属名:キク科 センダングサ属

原産地:熱帯アメリカ地方原産。

 


 

「コセンダングサ」に似た花を集めてみた。

 

① 「アイノコセンダングサ」

 

特徴はコセンダングサと同じで、外側の筒状花の何個かが大きく白色になる。

 

② 「コシロノセンダングサ」

コセンダングサの変種で、暖地に多い。

花には白色の舌状花が4〜7個ほどあり、舌状花は5〜7mmくらいになり、結実は筒状花のみ。

暖地にあるとのことで、先日行った鹿児島の「たまて箱温泉」の周りにたくさん咲いていた。

 

③ 「アメリカセンダングサ」

アメリカ原産。

特徴は、茎が暗紫色、葉状の総苞が花を取り囲んでいる。

 

[アメリカセンダングサの種の形]

 


 

[お知らせ]

このブログも2年余り続けてまいりましたが、こちらの事情で頻繁に更新するのが難しい状態になってしまいました。

それで、ブログを終了しようと思いましたが、やっぱりどうにか続けていきたいとの思いの方が強く、それならば細々と続ければいいと思うようになりました。

だから、このページは残しておき、今後はできる時だけ書き続けようと思います。

この2年間、たくさんの方に応援していただいたおかげで続けてこられました。

本当に感謝しております。

ありがとうございました。

これからも皆様に忘れられないように、時々アップしていきますので、思い出したときでも立ち寄っていただければ、と思っております。

 

----  warata  ----

 

 

コメント (8)
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