俗に「ひっつき虫」と呼ばれているもの、でも虫ではない。
この草の名前は「コセンダングサ(小栴檀草)」。
花よりも種の方が馴染み深いかも。
空き地や道路脇などに群生していることが多い「コセンダングサ」。
歩いていてちょっと草むらなどに寄ったりすると、服などにこの種がついて、本当に迷惑。
でもしょうがない、種の目的は子孫を残すことなのだから。
自ら動けない植物は、風や鳥、時々は人間にお願いして種を運んでもらわなければならない。
「コセンダングサ」なりに考えてこのような形の種になったのだろう。
一つ一つの種にトゲをさかさまにつけて、絶対に離れないようにくっつく。
植物ながら侮れない。
「コセンダングサ(小栴檀草)」の花期は9月〜10月。
全体の丈は1mほどにもなる。
茎は四角く角ばり、上部に黄色い花をつける。
花は筒状花のみで、舌状花はない。
学名:Bidens pilosa L. var. pilosa
英名:Common beggar's tick ,Hairy beggarticks
科名・属名:キク科 センダングサ属
原産地:熱帯アメリカ地方原産。
「コセンダングサ」に似た花を集めてみた。
① 「アイノコセンダングサ」
特徴はコセンダングサと同じで、外側の筒状花の何個かが大きく白色になる。
② 「コシロノセンダングサ」
コセンダングサの変種で、暖地に多い。
花には白色の舌状花が4〜7個ほどあり、舌状花は5〜7mmくらいになり、結実は筒状花のみ。
暖地にあるとのことで、先日行った鹿児島の「たまて箱温泉」の周りにたくさん咲いていた。
③ 「アメリカセンダングサ」
アメリカ原産。
特徴は、茎が暗紫色、葉状の総苞が花を取り囲んでいる。
[アメリカセンダングサの種の形]
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それで、ブログを終了しようと思いましたが、やっぱりどうにか続けていきたいとの思いの方が強く、それならば細々と続ければいいと思うようになりました。
だから、このページは残しておき、今後はできる時だけ書き続けようと思います。
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