これが花の名前かと思うような、ちょっと変わった名前の「ムラサキゴテン(紫御殿)」。
葉の色が独特なので、時には観葉植物としても扱われている。
でも、どうして「御殿」なんだろう?
ほとんど葉にしか目がいかないけれど、7月ごろから11月の終わりごろまで、ツユクサにそっくりな花も咲く。
白からピンク色まである花で、朝に咲いてその日の昼までにしぼんでしまう1日花、でも毎日次々と咲かせてくれる。
葉も茎もすべてが紫色に染まっている。
よく見ると、葉の表面には細かな毛があるため、光の当たる角度によって葉の色が変化するのが面白い。
濃い紫色だったり、薄いくすんだ紫色に見えるときもある。
学名:Tradescantia pallida
英名:Purple heart
和名:ムラサキゴテン(紫御殿)
別名:セトクレアセア
科名・属名:ツユクサ科 ムラサキツユクサ属(トラデスカンチア属)
原産国・メキシコ
流通しているのは主に濃いピンクの花を咲かせる「パープルハート」という品種なので、この品種を指して「ムラサキゴテン」というのが一般的になっている。
この花は以前にはセトクレアセア属に分類されていたため、「セトクレアセア」と呼ぶこともある。