日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

チェコ チェスキークルムロフ

2020-09-11 07:00:00 | 海外旅行

チェコの街の名前は本当に難しいと思う。

チェスキークルムロフは「世界で一番美しい街」と言われ、最近ではチェコのツアーには必ず入っている人気のある街。

ドイツ語では「チェコの湾曲する川の湿地帯」という意味らしいが、確かにその名の通り、ヴルタヴァ川が湾曲しているしているところに赤い瓦の家々が立ち並んでいた。

このルネサンス様式の街並み全体が世界文化遺産に登録されている。

街の起源は13世紀に貴族がお城を造り、それを囲むようにして人々の家ができ、街が発展していったらしい。

 

前日泊まった、チェスキー・ヴジェヨヴィツェのバスターミナルからは1時間に1本くらいの本数でバスが出ていた。

所要時間は1時間弱。

チェスキー・クルムロフのバスターミナルから坂を少し登ったところに街全体を見下ろせるフォトスポットがあった。

 

 

[フォトスポットから見た街全体]

 

 

 

[ヴルタヴァ川が湾曲している様子]

写真左側の丘の上にお城があり、その下に街が広がっている。

 

 

もう少し天気が良ければ、鮮やかな赤い屋根とお城がはっきりと見えたのに・・・

 

坂道を下るようにして街の中に入った。

この日はここで一泊する予定だったのでホテルに寄ってみた。

ホテルはスヴォルノスティー(Svornosti)広場の手前にある、かわいいペンションのような感じの「アルカディ(ARCADIE)」

 

[ホテル アルカディ]

 

[ホテルのレストラン]

 

 

大きな荷物はプラハのホテルに預けてきたので、手荷物だけ預かってもらい、街歩きを始めた。

まず、お城から見て回ろうとお城に向かった。

ヴォルタヴァ川にかかる小さな橋を渡った先に「トルデルニーク」を売っているお店があった。

 

 

 

トルデルニークはパンのようなバームクーヘンのような甘いお菓子で、鉄の棒に小麦で出来た生地をくるくるっと巻き、砂糖をまぶし、じっくりと焼きあげたもの。

チェコではポピュラーなお菓子、でもルーツはルーマニア、トランシルバニア地方のものだとか。

物価が安いチェコなのに、なかなかいいお値段だったのは観光客用かな?

 

そしてお城に入った。

小さな街なのにお城は大きくて、チェコではプラハ城の次に大きいお城だとか。

このお城は城主が変わるたびに増改築されたので、ゴシック、バロック、ルネッサンス様式などが混在しているらしい。

 

入り口の先にはお堀があり、熊が飼われていた。

 

そして城壁にあったアーチ型の小窓からは街がよく見えた。

 

どこを見ても絵になる風景だった。

 

 

歩いていて目についたのが、パステルカラーのこの塔。

「フラデールの塔」というらしい。

 

 

[フラデールの塔]

ルネッサンス様式になっていて、レンガのように見えるのはだまし絵。

 

だまし絵は最初に入った門のところにも、他にもあちこちにあった。

 

 

立体的に見せているようだが絵が描いてあるだけだった。

その昔、街が財政難だったために豪華な飾りつけをすることができず、絵を描いたもので、この技法はスグラフィットと呼ばれ、16世紀に大流行したらしい。

 

ラッキーなことにこの時間になって青空が出てきた。

チェコに来てからずっと曇り空だったので、青空が嬉しかった。

青空の下で見る風景はやはり一段と素晴らしいものに変わってきた。

 

お城の裏には大きな庭園が広がっていた。

 

 

 

一日中、ずっとここにいてもいいようなきれいな、広い庭園だった。

 

お城の見学が終わり、来た道を戻ったのだが、小さな橋も、橋のそばにあった十字架も青空の下では違って見えた。

 

 

 

スヴォルノスティー広場まで戻った。

 

[スヴォルノスティー広場]

 

広場の回りはにカフェ、土産物屋、ホテルなどたくさん並んでいたので、その中の小さなカフェでお茶を飲んでいたら、日本人のツアー客が広場にたくさん集まってきた。

皆さん時間が無いと言いながら慌ててお土産を買っていた。

この街での見学時間は2時間しかなかったらしい。

 

 

 

[チェスキークルムロフのバスターミナル]

 

翌日は朝のバスで直接プラハまで戻った。

約3時間のバスの旅。

プラハの地下鉄B線、アンデル(ANDEL)駅に着いた。

午後からの半日でプラハの街を再び歩き回った。

 

 

今回の旅は天気に恵まれず、プラハに着いた日からずっと曇り空か小雨の日が多かった。

でも最後はチェスキークルムロフでやっと青空に巡り会えた。

やはり旅行は天気次第だと改めて思わせてくれた旅になった。

 

 


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