日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

タカサゴユリ(高砂百合)とシンテッポウユリ(新鉄砲百合)

2022-09-01 07:00:00 | 植物

ウォーキング中、今年はあちこちで背の高い白いユリが目に付く。

例年よりも多いような気がする。

「タカサゴユリ(高砂百合)」「シンテッポウユリ(新鉄砲百合)」

2年前にもこの2つの花のことを取り上げたのだけど、あまりにも多く目に付くので、また取り上げてみた。

 

最初は「タカサゴユリ(高砂百合)」から。

日本固有種の「テッポウユリ」よりも一回り大きな花で、葉が細い「タカサゴユリ」は外来種で台湾原産の花。

台湾のことは昔「高砂国」と言っていた。

タカサゴフヨウ、タカサゴサギソウ、タカサゴカラマツなど「タカサゴ」と付くものはすべて台湾由来の花。

この花は繁殖力が強いため、台湾から沖縄を経て日本中に広がっていったようだ。

普通のユリは実生だと数年経たないと開花しないのだが、「タカサゴユリ」は1年目には開花する。

それだけ繁殖力旺盛だということ。

だから年が経つに連れて、どんどん増えてあちこちで見られるようになっている。

 

[タカサゴユリ]

 

 

次に「シンテッポウユリ(新鉄砲百合)」のこと。

この花は「テッポウユリ」と「タカサゴユリ」との交配種。

交配したものだから、それぞれの特徴を持っている。

花はテッポウユリに似ていて少し大きく、葉っぱはタカサゴユリにそっくり。

そして、タネを蒔くと1年で花をつけるところもタカサゴユリと同じ。

 

[シンテッポウユリ]

 

 

それじゃこの2つの花はどのように見分けるかというと、それは簡単。

タカサゴユリの花には紫色の筋が入っている。

シンテッポウユリは真っ白。

たったこれだけの違い。

 

 

 

 

コメント (2)
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