~ 手取川水系 某川 明るく開けた谷 ~

今日は午前中に用事があるため、午後から手取川水系の某川へ行くことにした。
愛車のハンドルを握り、金沢市内東部を縦貫する山側環状線から鶴来の町を抜けて、新緑が萌えだした林道を走る。車窓は全開、サンルーフも開けて擬似オープン・エアー・モータリングを楽しむ。「サンルーフを付けて良かったぜっ!」と思うのは、こういうひと時だろうか。天気はイイし暖かい、薄手のシャツ1枚でも気持ちがいい。一年でも一番過ごしやすい季節に向かっているのは確かなようだ。
目指す某川は林道沿いに流れているのだが、入渓できるポイントごとには車が駐車されている。既に(おそらく早朝から)多くの釣り客が某川に入っているようだ。当然といえば当然なのだが・・・一旦、車で行ける最上流部まで、見て廻ったのだが、めぼしいポイントには入れそうも無いので、いつも人がいないポイントに入る事にする。
少し風が出ているのでラインはDT4Fをチョイス。川は晴天による雪代が出ているため水位はやや高い。時折、黒っぽいカディスやミドリカワゲラが飛んでいる。ドライ・フライでは少し難しそうだが、とりあえずパイロット・フライの#14アダムス・パラシュートを結ぶ。石裏のタルミや瀬脇を中心に300mほどたたき上がるも魚からのコンタクトはない。やや水深のある瀬に差し掛かったところで、ルースニング・ニンフに切り替える。
ミドリカワゲラの飛翔を見たので、#16のイエローサリー(餌釣で言うところのキンパク)を結んで第一投、マーカーを少し下流側にメンディングする。1mほど流れたところでマーカーが消し込んだ!軽くラインを手繰ってロッドを立てると心地よい魚信が伝わってくる。7寸ほどのアマゴだ。尾鰭の下側が少し掛けている。どうやら解禁の直前に成魚放流された魚のようだ。同ポイントでは5寸ほどのオレンジ色の腹をした居付きイワナをキャッチ。さらに上流へ釣り上がりイワナばかり、8寸、7寸、6寸、5寸と段々小さくなってきたところで、納竿することにした。川から林道に上がり、車に戻る道すがら、タラの芽を発見!家へのお土産だ!
それにしても、本来、ヤマメが生息している手取川水系にアマゴを放流するのは、いかがなものか思う。在来種のヤマメとの交雑が起こるため種の存続が危ぶまれるのではないかと危惧する。
~ 7寸 アマゴ ~

~ 8寸 イワナ ~

ロッド: ORVIS HLSトライコ863
リール:ORVIS CFOⅢ
ライン: DT4F
リーダ: 4X 12ft + 5X 2ft