習志野湾岸9条の会

STOP戦争への道 9条を変えるな

原発再稼働推進の懲りない陳情

2015年06月12日 | 市議会
「川内原発」を再稼働してくださいなどとの陳情が6月習志野市議会に提出されました。
昨年6月に「電気料金が高騰して大変です、一刻も早く再稼働」の陳情を提出した人物と同一と思われます。
昨年6月の陳情ではどういう訳か公明党も含め委員会で採択されてしまいました。
このことが瞬く間に広がり、全国から習志野市や習志野市議会に抗議の声が殺到し新聞の全国版にも掲載されました。
本会議では一転して賛成少数で否決されました。この陳情者は毎回陳情する常連で過去には「生活保護バッシング」や
「靖国参拝」などの陳情を出している人物です。
川内原発は九州電力が非常用電源設備につなぐ燃料配管の口径が、九電が示した資料の値と、メーカーが施工した際の元記録の
値で違っているなどしたという事を始めとした杜撰な書類を提出して未だに稼働は延び延びになっているものです。
「世界で最も厳しい安全基準」等全く根拠がない事であり、ましてやこのような杜撰な「川内原発」の再稼働は安全どころ
ではありません。陳情者は川内が祖先のルーツだそうですが火山の噴火対策や避難対策もなされず、いったん事故が起これば
川内市の活性化どころか九州を含め壊滅状態になることは明らかではないでしょうか。
陳情書には放射性廃棄物の処理についても触れていないばかりか、福島第一の事故の原因不明や収束の目途も立っておらずいまだに
放射能や汚染水を垂れ流し続けていることにも全く触れていません。
どのような陳情を提出しようが自由ですが、前回の状況を踏まえて新市議会がどのように取り上げるか注目されます。

下記は昨年6月議会に提出された再稼働陳情。

(6月8日産経新聞記事)
原子力規制委員会が、再稼働の最終段階となる使用前検査を実施している九州電力川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)について、
書類の不備や誤記が多数見つかったため、すでに終えた一部検査を8日からやり直すことを決めたことが7日、分かった。
九電は再稼働の時期を当初の7月上旬から8月中旬に変更しているが、規制委からの指摘が相次いでおり、
電力需要が高まる夏の再稼働が絶望的な状況になってきた。
 規制委によると、検査の中で見つかった九電側の書類の不備や誤記は「単純な記入ミスではなく、はっきりとした事実確認が必要」
として、すでに実施済みの品質管理の検査について、やり直しを進めるという。
具体的には、非常用電源設備につなぐ燃料配管の口径が、九電が示した資料の値と、メーカーが施工した際の元記録の値で違っているなどしたという。
 川内原発は昨年9月に新規制基準に適合しているとして合格。1号機の機器や設備の詳細な設計を書類で確認する工事計画は3月に認可され、
運転管理体制を確認する保安規定変更は5月27日に認可され、一連の審査は終了した。
 機器や設備の性能などを現場で確認する使用前検査は3月末に始まり、2カ月以上たっても、全体の3割しか終えていない。
九電側の準備不足で検査が中断したり、検査日が延長になったりした。このため、九電は検査計画を2度変更。再稼働の時期は3月の当初計画で
「7月上旬」としていたが、5月11日に「7月下旬」、6月1日に「8月中旬」と繰り下げてきた。
 九電によると、検査に携わる人数は、当初の約200人から約420人に倍増させたものの、計画に追いつかない状態だという。
 計画では、6月10日から2号機の検査も始まる。1、2号機の共用設備の検査を6月中旬とし、1号機の炉心への燃料装荷を7月上旬と想定している。
 検査の遅れについて、規制委の田中俊一委員長は「九電もそれなりに全力を傾けてやっていると思うが、いろいろな不備が出てくる。
それも検査の一つで仕方がない」と話した。(原子力取材班)

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