習志野湾岸9条の会

STOP戦争への道 9条を変えるな

社会問題になった憲法違反の京都大学私服警官侵入

2014年11月10日 | 日記
既に新聞報道で明らかになっている通り11月4日に京都大学に京都府警の公安が
学生の行動を監視するために入り込み、逆に学生に摘発され大学当局も抗議しました。
日常的に警察が大学構内に入り込み学生の行動を監視ししかも写真を撮る行為は
言うまでもなく違法行為であり憲法違反です。7日には学生団体主催の記者会見が行われ
多くの記者や学生が集まりました。報道ステーション、ニュース23、真相報道バンキシャ、
京都新聞などが繰り返し報道しています。
東京大学では1952年に同様のポポロ事件が起き学生は無罪となっています。
ポポロ事件・・・東大ポポロ事件(とうだいポポロじけん)とは、東京大学の公認学生団体
「ポポロ劇団」が演劇発表会を行なった際に、学生が会場にいた私服警官をつるしあげた事件。
日本において大学の自治に関する最高裁判所判例をもたらした事件であり、日本国憲法第23条
に保障する学問の自由及びそこに含まれる大学の自治が問題となりました。
一審は、被告人学生の行為が大学の自治を守るためのものであるゆえに正当であるとし、学生を無罪とし、
二審(東京高等裁判所昭和31年5月8日)も一審を支持したため検察が最高裁に上告。最高裁では
政治的判断でし戻しされてしまいました。しかし大学の自治は認められました。


当日の経緯(学生団体記録)
これまでの詳しい経緯
10月15日 同学会中執主催で「この国のために死んでたまるか!10・15京大集会」を行う。
10月21日 全学連や同学会中執の呼びかけで「10・21国際反戦デー闘争@東京」を行い、全国の学生自治会と労働組合が連帯した。
11月2日 「11・2労働者総決起集会」に参加する。当日のデモ中に転び公妨によって3名の学生(うち京大生2名)が逮捕される。
11月4日(時間はおおまかなもの)
概要:学生自治会の宣伝をスパイしに来ていた公安警察を学生有志が摘発した。同学会中執をはじめとした大勢の学生と副学長が
「大学の許可無く警察が構内に入って工務を行うことは大学自治に反する」として抗議と追及を行った。
12:15 同学会中執の情宣活動中に、学生有志が公安を発見・摘発する。
12:30 京大当局職員を呼ぶ。
免許証、保険証から京都府警公安であると確認。
携帯画面にLINEで「離脱しろ!」というメッセージも確認。
12:45 京大当局の用意した会議室に移動し、追及する。寮、キャンパスに宣伝。
当局が免許証、保険証のコピーを取る。
学生側もコピーを取って、その場で配布する。
13:00 宣伝を聞いてどんどん学生が会議室に集まる。
13:30 「本当に警察官で公務中だったなら京大との協定違反だ」として冴木学生部長が京都府警に通報する。
14:00 京大副学長・杉万俊夫が到着する。
杉万副学長が「大勢だと監禁罪になる恐れがある」として、学生側3名、当局側3名の6名で追及を続ける。
14:30 寮、キャンパスで宣伝。
14:45 公安が「杉万副学長と2人なら話す」と言い出す。
杉万副学長にICレコーダを持たせて学生は全員退室し、部屋の前で待機。
15:00 機動隊バスが5台と公安が大量に周辺に集まっているという情報が入る。
「『釈放しないと突入する』と脅されている」と職員から伝えられる。
15:30 公安が名前と所属(****、京都府警警備第二課)を自供。
「休憩中に自転車で通行していただけで公務中ではない」と主張(しかし実際は自転車を構内に停め、校舎内に立ち入っている)
杉万副学長が「京大生が何度も目撃しているようだし、ただ普通に通行しているだけの人間を捕まえるはずがない。矛盾している
と追及したが、何も答えず。
これ以上は埒があかないと判断し、校外にいる京都府警の身柄引き受けの責任者を杉万副学長が追及することになる。
責任者に対し、杉万副学長が「本人は否定しているが、今回の件は公務だったと考えている。大学の許可なく構内で公務を行うことは
大学の自治に反し、京都府警とのこれまでの約束を破るものだ。しっかり対応するように」と追及する。
責任者は身分を明かさず、今回の事件について「公務中だったかは判らない。これから調査する」の一点張り。
16:00 責任者の追及が終わり、大衆が取り巻く中、門前で身柄の引き渡しを行う。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2341336.html

上記動画では11月2日に学生が警察官に暴行を加えたとしてありますが全くのウソは明白です。
原発反対パレードがかつて盛り上がった中、警察は何にもしていない参加者を何人も拉致しました。
いまどきデモ参加者が警備の警察官に暴行を働くことなど到底ありえませんしむしろ暴行を企てたり暴行を
働くのは右翼や警備側です。

(京都大学での学生の訴え)



それにしても護憲派と言われる政党や「しんぶん赤旗」を含めた護憲メディアはこれだけの憲法違反の違法行為を
全然取り上げようとしません。
恐らく一部の勢力が勝手に取り締まわれているからと考え関係ないと思っているのかもしれません。
しかしこの問題は何処どこの党派と言う矮小化した問題でなく現政権に対抗する全ての人たちに掛けられていることを
認識すべきではないでしょうか。

戦争させない・9条壊すな11.11院内集会・国会包囲行動

2014年11月10日 | 集会・会合等
「戦争をさせない1000人委員会」呼びかけ人の本島等さん(元長崎市長)が逝去されました。
本島さんはもともと自民党の保守系の方でしたが最後まで護憲主義を貫きました。
(院内集会)
日米防衛ガイドライン改定絶対反対!
みんなの力で憲法破壊を阻止しよう!
戦争をさせない1000人委員会
11.11 院内集会
日時:11月11日(火)16時30分から
場所:参議院議員会館・講堂(地下鉄国会議事堂前・永田町下車)
講師:半田滋さん(東京新聞論説委員)
(国会包囲行動)
日時:11月11日(火)18時30分~20:00
場所:国会議事堂周辺
主催:戦争をさせない1000人委員会/解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会