わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

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霊化ということについて

2015-12-24 07:04:46 | 癒し
 (質問) 先日Aさんのお話の中に、五井先生が
御在世中に、もう霊化しているというような
御法話をうかがったことがある、ということを
聞きましたが…。


 (答) 霊化といっても色んな段階が
あるんです。霊化というのは、人間の身体に
例えて言いますと、全部霊化したら、人間は
死んじゃうんですね。全く霊化してしまったら
肉体にいられなくなる。肉体を脱いで行か
なくちゃならなくなる。だから、もう霊化
しちゃったんですよと言うのは、Aさんに
判りやすいように言ったんで、真理を伝える
ときに、その人に見合うように言わなくちゃ
ならない。分かるように言わなくちゃならない。
 それで、霊化しちゃったんですよというのは、
その通りなんですけれど、その時霊化しつくして
しまったら、四次元の光を降ろす必要も全く
ないんですね。そうじゃなくて、一応の
基礎工事は全部、私が来たことで終わりましたよ、
そういう意味の霊化は終わりましたよという
ことです。霊化という言葉にそのまま把われ
ないようにしないと、一つずつの言葉に把われて、
もう救いが完成しましたよと言うと、そうすると
なんで戦争があるんですかということに
なるでしょ。何で病気あるんですかということに
なるでしょ。

 一つ一つを通して真理に近づいて行くという
気持ちがないと、何事も成って行かないんです。
 ここにいるお父さんでもそうだけど、肉体が
痛くて痛くてしようがない。この方は自分で
やった時期が随分あるんです。自分でやろう、
自分で頑張ろうとした時期がたくさんあるんです。
 だからそのくせがやっぱり出る。自分で
立たなくちゃいけないと思う。でも痛い、痛いん
ですよ、そうするとそれを又克己しようと
するんです。それは当然なことなんだけれど、
一方では、「神様すみません、立たせて下さい」
と言って、スッと立つんです。その時にフッと
痛みが遠のくんです。そういうメカニズムに
なっているんですが、人間はそういう思いぐせ
というのは、なかなか抜けない。

 霊化したと聞いてしまうと、もう霊化した
のだったら、今更皆んなで神行しなくても
いいんじゃないかというところまで、極端に
行ってしまうんだけど、そんなものじゃない。
 やはり皆んなはそれぞれに自己完成して、
本質的に高くなって行くには、それぞれに
苦労も必要ですよ。肉体を通してゆかないと、
こういう三次元の世界では完成されない
ところもある。しかし、肉体だけで受けて行っ
たら、とてもたまらないことが今からいっぱい
起こって来ますよという、その前の段階の所で、
もう本当に直前の段階のところで、「あ、
こりゃとても、地球人類が束になってかかっ
ても、この地球の業は消し切れない位に、
生命のほうが無くなってしまう位になる
だろうな」ということで、法則の光が降りて、
四次元波動が降りてきた。我々を救うために
降りて来た。我々を死滅させないために、
地球が爆発しないために降りて来た、時期に
応じて降りてきたんです。

 ですから、今の霊化の仕方と、私が生前に
霊化しましたよと言ったその霊化の仕方
というのとは、違うんです。実質が違うん
です。内容が違うんです。ですから、言葉
だけをとらえて、あれだこれだとあんまり
理屈で追いかけないで下さい。