わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

(記事はリンクフリー)

短 信(35)

2015-12-16 07:23:04 | 癒し
 不安やあせりをよくないというのでは
ないのであります。ただ、それは、本来の
姿ではないのであります。とらわれる
ということを、戒めたわけなのであります。
 それも、否定を致しますと、今の肉体界
ではやってゆけなくなりますから、私は
消えてゆく姿という言葉を用いたわけ
なのであります。

 私は決して人間の心の動きや、気持ちの
動きを否定は致しません。それは、私自身が
肉体をまとった経験から、どんなにそれが
辛いものかということがわかるから
であります。

 そこで、この消えてゆく姿という教えが、
私どもを真理へと導いてゆくのであります。
 何があろうと、どんなことが起こって
こようと、それは消えてゆく姿。ただ、
神の愛のみが消えずに、厳然とかがやく
のであります。

 私達は、この神の愛をまとって
生きている一つ一つの生命、神からの
分生命(わけいのち)であります。

 私達のなかに神は在って、光をながし
つづけているのであります。私達は神と
ともにあり、神とともに生きている。
 そして、神の大愛は、私達のすべての
苦しみを御存知で、それをいやそうと
して下さるのであります。否、すでに
私達は、大愛のなかに抱きとられて、
いやしを受けているのであります。

 神を信じ、神の大愛を信じ、人間が
神の光の一筋であることを信じて、
どのような時にも世界平和の祈りを
となえて参りましょう。
           合 掌
            昌 久