わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

(記事はリンクフリー)

業を浄める(後篇)

2010-09-15 09:36:33 | 癒し
   (前日の続き)

 だけども、あなた方がこれが私の分相応だとか、これ以上

私は出来ないとか思ってるその枠というものを、神様と

いうのは守護の神霊というのは取っぱらってね、本当の人間

というものはそんな小っぽけなもんじゃないよ、あなた方の

中にも本当の人間が息づいているんだよということを知らせ

よう知らせようとしている。

 だから一番いいのは、私は何も出来ないけれど、神様が

させて下さるんだったら私はやりましょうという、そういう

心ですよ。そういう心でもって、皆で和顔愛語でやってかないと。

 神様の言葉だからといって、しかめっ面でやっていっちゃあ

駄目。和顔愛語なんです。色んな人がいるんですから。

 色んな人の悲しみがあり悩みがあり苦しみがあるでしょう。

 それをね、溶かしてゆくのは柔らげていくのは笑顔なんです。

 何をどう難しいことを真理の言葉を言えるか言えないか、そう

じゃない。やっぱり笑顔なんです。笑顔というものはね、色んな

ものをとかしますよ。

 色んな立場の人、たとえ宗教の人であっても何であっても、

笑顔というものを見た時に、人間というものはやっぱり

慰められるね。笑顔にはぬくもりがある。笑顔とぬくもりという

ものでもって人間は息づいていくんです。ほっとするんです。

 何故かというと、その笑顔とぬくもりの中に神様の愛の源

というものはあるんだから。


 だから、難しいことを言おうとかね、これはこう言わなきゃ

いけないとかね。ねばならぬからは何も生まれてこない。

 ねばならぬと思わないで神様に任せてしまえばね、そこから

言葉も出てくる、想いも出てくる、ね。

 真理の言葉だって、自分がこんなことを言おうと思わ

なくったって、色んないい深い言葉が出てくる。口をついて

出てくる。それは神様がしゃべらせて下さる。語らして下さる。

 あるいは、そこへおもむかせて下さる訳ですから。


 だから、人間への他力本願ではなくて、本当の意味で神様に

任せて、他力になって、そうしてその他力になった上での

自力をね、自分の努力をね。自分の癖は自分がよく知ってましょ。

 だからその癖をよくとらえて、自分が息をしやすいように、

決して自分に無理がいかないようにね、自力と他力を融合させて

明るい生命の宗教というものを作っていかないといけない。

 それが、私が大神様から命じられたことなんだから。


 今、もう人類が人間がね、分かれて、ああだこうだ、こっちだ

あっちだと言ってる。そういう時代じゃないんです。

 どんな人でも、とに角結び合って寄り合って生きていける、

そういう世界をつくってゆく。それが神様の本来の願い

なんだから、祈りなんだから、その心で人間が皆ここへ来て

いるんですからね。その為に皆が生きてる訳だから。

 そこへ目指しての祈りをやっていかなきゃいけません。ね、

だから、私は出来ないというのだけはやめて、私にさせて

下さい、何が来ても、私は出来ないと思うかもしれない

けれども、次の瞬間には、神様、あなたの中に全部放り込み

ます。というそういう信仰を養っていただきたいと思います。

                          (了)