「こだわり」の哲学と実践

ものごとに「こだわる」から楽しい!

「ナスの牛」と「キュウリの馬」

2014-07-11 00:44:38 | Weblog
もうすぐ、「お盆」の時期を迎えます。小さい頃の記憶を思い起こした。玄関先で「迎え火」「送り火」を焚いて、先祖の御霊をお迎えし、また、送り返す。そのとき、ナスとキュウリに割箸を4本さして、牛や馬に見立てるわけです。これは、先祖の御霊が足早の「キュウリの馬」に乗って、早くこの世につくように、また、足のおそい「ナスの牛」に乗って、ゆっくりとあの世へ戻るようにとの願いをこめて、迎え火と送り火のときに、その傍らに置いた。小さい頃、祖母といっしょに作ったことを鮮明に覚えている。「ご先祖さんが、この煙に乗って、家に入ってくるんだよ」と聞いて、ちょっと、怖い想いをしたものでした。
おしまい