ある人の講話の中のはなし。その人の孫の授業参観に行ったとき、教室の黒板の脇に貼ってあった紙に「あいうえお」と書いてあって、その横にこんなことが書いてあったそうだ。あ=相手の目をみて、い=いっしょうけんめいに、う=うなずきながら、え=笑顔で、お=おしまいまで聴きましょう。と書いてあった。その先生は、小学生からこんな素晴らしいことを学んでいるのかと感動してしまったそうです。今時の大人は、「人の話を聴く」ということができない人が多いように思う。特に上司と部下の関係を考えたとき、上司は部下の意見に真剣に耳を傾けているだろうか?相手の話を「聞く」のではなく、「聴く」こと。この違いは何か?この「聞く」は、門がまえの中に耳がある。つまり、扉があるので、聞きたいものだけを聞く。聞きたくないものは聞かない。こちらの「聴く」は「耳と目を相手の心に向ける」という意味である。特に部下との面談では「傾聴」が大切である。「こだわって」あげることも大切なこと。
おしまい
おしまい