VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

七里が浜TCと対抗戦

2007年10月08日 | Tennis
夏に雨で流れた[七里が浜テニスクラブ]と[逗子テニスクラブ]との対抗戦。
(私は選抜選手に選ばれる腕前ではないので、競技企画委員として宴会の用意に!)
午前中は決行したようだが、風雨で中止に。試合後に予定されたパーティは逗子TCメンバーのみで消化。
                     (七里が浜TCは、用意したお料理をお持ち帰り

石川逗子テニスクラブ会長のご挨拶で乾杯。30人前後の小宴会 @逗子市商工会館
 
途中までの戦績、逗子テニスクラブの圧勝だった 今回の仕切、競技企画委員の皆様。
 

オジサマもオネエサマ方々も、テニスと同じくらい好きで強いお酒・・・
 
七里が浜TCとの親睦ができなかったのは残念ですが、逗子TC内でも十分盛上がって頂きヤレヤレでした。



斎藤カオル銅版画展

2007年10月06日 | 湘南・逗子の暮らし
葉山出身で現在も葉山のアトリエで活動しておられる銅版画家の斎藤カオル氏。
作品は大英博物館やシカゴ・アート・インスティチュートなどにも収蔵されている。
その個展&ギャラリートークが「邸園文化交流館 はやま」で、NPO葉山環境文化デザイン集団の主催で行われた。
 作品【紅幻想(アゲハチョウ)】
版画作品がNPOの事務所にもなっている旧中西進別荘の2階、当時のビリヤード場に20点飾られた。
斎藤氏のモダンな日本画的テーマと共に、ラ・マーレ・ド・茶屋のある葉山風景画も。
 

斎藤氏のトークは、風情のある設えの和室で行われた。実は、この旧別荘と斎藤氏は同じ昭和6年生まれ!
真っ直ぐな背中とハッキリとお話になる姿からは、お歳を感じさせない。流石に芸術家は生涯現役である。
 誘ってくれたNPOのマダム谷吉と。
お話の中で面白かったのは、個展のため米国各地を廻られた際のギャラリーオーナー達との裏話。
ワシントンではペンタゴンの上官と同席したら日本語がペラペラ!?
実は80年代逗子の池子米軍住宅問題で米軍側の担当だった方。斎藤氏が知らない葉山の旨い寿司屋を知っていたと。

斎藤氏の銅版画はメゾティントというオランダで発明された手法で、特別な道具を使い(右下:道具も展示)
版に隙間なく細かな傷をつけ素地をつくり、スクレイパーなどで削り灰色から白色まで階調をつける。
  
今日は小さな印刷機を使って、紙の置き方や版の送り方を実演して下さった。
私は雑誌に関わって印刷所見学などもしていながら、木版の凸版と違って凹版であることや
エディションNO.の物理的限界と売れ行きによる調整など、基本的な事を知る機会にもなった。

14日(日)来週いっぱい開催中。無料なので、旧別荘の見学を兼ね気軽にご覧になってはいかがでしょう。案内チラシはコチラ







東京ガス暮らしのデザイン展

2007年10月02日 | 住宅業界
今日から5日(金)まで、新宿パークタワーで東京ガス『暮らしのデザイン展』が開催。
   
創立以来120年、現在の加入件数が1000万件を突破したということ。
リビング部門ではオール電化としのぎを削りながら、ガスで実現する豊かで安らぎのある暮らしを提案する。

今日はご招待頂いた村田部長が案内してくださった。 OZONEプラザでオープン展示されている《五感×LAIF》(左下)
  
コンセプトモデルハウスでは建築家ユニット「みかんぐみ」を起用して、
八角形の空間ユニットに30代と50代のファミリーの家がプレゼンテーションされている。(残念ながら撮影禁止)

この展示会は‘おもてなし’がコンセプト。行く先々、お茶やお菓子でもてなされる。
 ハーブティーとドイツ菓子を頂く。

さて、私が注目しているガス暖炉のある‘炎を楽しむ’ゾーンへ。
そこでバーカウンターにいらっしゃったのは早川東京ガス都市生活研究所所長!(研究会のお仲間)
 
ゆとりや寛ぎの象徴として暖炉や蒔ストーブには憧れるが、手入れや蒔の調達がままならない日本の都会では
ガス暖炉も良いと思う。海外でもモダンな建物に採用されているのを見る。
 
炎のゆらぎは本物で、ガスファンヒーターと同じだから暖房としての立ち上がりも早い。(機器の価格は38万円前後~)
室内で燃焼する二酸化炭素が気になる方に、強制排気式エントツ付きのガス蒔ストーブも。(右上)

‘食を楽しむ’ゾーンではピピットコンロの「+do」、グリルに入る専用ダッチオーブンが付いている。
 
そのグリルを使って‘本格ナン’作りに挑戦!…と言っても、既にこねて用意された生地を伸ばして焼くだけ。
 
グリルに備え付けの鉄板に乗せて2分!ミニナン二つ出来上がり~
温めたキーマカレーと頂き、パリッもちっ!の本物食感に感動。「よしっウチのピピットコンロでもやってみよう」

そしてマイホーム発電コーナーでは、エコウィルの実証実験報告や
ライフエル(家庭用燃料電池)についても展示紹介。

住宅内熱源の選択肢が広がり、利便性・快適性・経済性などについて
何が自分達の生活スタイルに合ったサービスかを考えなければならない。
(ウチのように、熱源利用量が異常に低い家庭は一般的な事例にあてはまらないし)
今日は、イロイロご馳走になりながら勉強させて頂いた展示会であった。


ミサワホーム40 周年記念

2007年10月01日 | 住宅業界
ミサワホームは今期、創立40周年を迎えた。その記念新商品の発表会が都内ホテルで行われた。
日本の[工業化住宅(昨今‘プレハブ’住宅と言わず)]中でも木質系住宅の先導役を果たしてきたミサワホーム。
近年は経営難から03年にミサワホールディングスを設立、経営再建にあたった水谷社長が
今日はミサワホールディングスとミサワホームを合併したミサワホームの社長としてスピーチ。
   司会は中村広報部長
関連会社の整理、不良債権処理、トヨタからの支援などを経て新生ミサワホームの住宅本業に人・組織を集中する。
(実は同時間帯にミサワホームを離れている創業者、三澤千代治氏が200年住宅モデル商品HABITAの発表会を開催中?!)

ということで、新たなスタートを切ったミサワホームの新商品は
‘新・企画住宅’と銘打った『SMART STYLE O(オー)』、メインコンセプトは“スマート&カスタマイズ”。
 
合わせて、『SMART STYLE』を商品ブランド名にするブランド体系の見直しも行った。

団塊ジュニア世代を中心とした一次取得者向けの低価格帯で仕様充実(ベーシック仕様が坪単価40.8万円~)
40年間培った住宅ノウハウを[プロが考えた100の知恵と工夫]として提案されたデザインや技術をベースに
プランの可変性や内外装材のバリエーション充実で施主がカスタマイズできる幅を広げた。

今日見学した栃木県田沼の「SMART STYLE O」分譲展示場は土地含め約3500万前後の物件。(土地は約1000万円/約220㎡)
  
左、ベーシック仕様:1750万円。 右、カスタム仕様:2600万円。  (年間3000棟の販売を目指す)

天井高をリビングでは折上天井2.55メートル(通常の+15cm)にしたり、
‘蔵’(右)や小屋裏を取り入れ、収納率は25%以上を確保するなど基本スペックも充実。 
  
ドア欄間(?)や押し出しの片開き窓は、風の通りを考えた微気候デザインMーWoodを使った広いデッキ。
  
オープン外構の芝は駐車場にしてもハゲないように、補強材(右)が入っている。ファサードに緑を備えた街並みづくりの提案だ。
 


営業のご責任者、竹中取締役からは販売戦略の一つに、首都圏での分譲戸建強化も挙げられた。
  CMキャラクターは引き続き松井くんと吹石さん
40周年記念キャンペーンでは、全国200ヶ所以上で『SMART STYLE O』のモデルハウスが公開。
また建築資金1600万円プレゼントも予定されているようだ。

同日発表されたグッドデザイン賞2007、ミサワホームは18年間連続で受賞。
その上、96年にグランプリを受賞した「GENIUS蔵のある家」には、
10年間のロングラン商品としてロングライフデザイン賞が授与されたということ。
新生ミサワホームには、‘蔵のある家’をしのぐヒット商品の登場を期待してみたい。