VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

携帯で自然観察、積水ハウス

2007年10月17日 | 住宅業界
積水ハウスから「携帯電話を活用した自然環境観察システム」というテーマのプレス発表会。
珍しい取り組みなので興味深く、浦安の展示場まで伺った。写真左の右端が積水ハウス「Be-Dyen's」重松執行役員がご挨拶。
 

楠CSR室長(左)と今回のシステムを監修されたNPOシェアリング・アース協会の藤本代表。
写真中、中庭の木で実際にデモをする積水ハウスのハートフル研究所の畑主任(樹木医)。エゴノキの「植栽カード」
  
H13年から「5本の樹」計画を推進し‘3本は鳥のために、2本は蝶のために’地域にあった在来種の植栽を建築時に提案してきたが
今回のシステム「5本の樹・野鳥ケータイ図鑑」は、携帯のQRコードなどでサイトにアクセスすれば
その樹木の特徴だけでなく、その樹に集う鳥や蝶の種類が検索でき
ナンと鳥は鳴き声が聞けて、感動モノ! 現在は庭木にやってくる24種が聞ける。
 MyケータイでTry!
これは施主にとっても家族で自然に関心を持つきっかけになり、来客の際には一つの自慢になるに違いない。

藤本氏から「ハナミズキは人気の庭木ですが外来種で夏に弱く可哀想、同じ種類でヤマボウシが在来種、実も美味しい。」と
地域にあった植栽を選び、実で鳥をよぶことの楽しさを教えてもらった。

畑氏は大阪本社裏に約8000㎡の‘新里山’を作って管理しているという。
「造成1年の都会でも、オオルリなどがやってくる。持ち出さず、持ち込まない循環型の運営に努めています」と
以前は殺風景だった梅田スカイビルの庭がどんな風になっているのか是非、行ってみたくなるお話しをしてくれた。 

環境面でも業界をリードすべく取り組む積水ハウス。家が建てば建つほど樹木が増えるという嬉しい活動だ。