VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

鎌倉駅前マンション

2007年02月19日 | Friend
私が住む逗子の隣駅、JR鎌倉駅の駅前マンションにお住まいになっている高校(大阪府立高津高校)のI先輩から
「住宅の研究をしているようなので興味があればいらっしゃいませんか?」とお声を掛けて頂き、楽しみに伺ってきた。
マンション廊下から鎌倉駅のホームも見え、歩1分以内の立地。
「年寄りばっかりよ」とおっしゃっていたように、エントランスでは品の良いおばあ様お二人と遭遇。
鎌倉市内でも車が必要な戸建エリアから、駅前マンションに越して来られた方が多いようだ。

駐車場には空きが多いようだが、駅前なので離れて住む息子家族などが通勤用駐車場として便利に使うパターンはあるようだ。
帰宅ついでに親の様子も見れて、いい関係性が保てそうなケース。

さて、ご家族4人のI先輩のお宅は、上階の100㎡近い広い間取り。日当たり&眺めも素晴らしい。
特等席で見下ろすのは猫のチャチャ。 
実は初めてお会いしたI先輩。いろんなお話を伺っているうちに
南フランスでお住まいになっていた事や、徳島県が親の里という共通点も見つけ話が尽きなかった。

その上、前住居であり現在は別宅にされている材木座のマンションにも連れて行って下さった。
こちらのマンションは、ご親戚と共同建築されたコーポラティブ型の集合住宅。(注文建築のマンションという感じ)
この彫刻が施された室内ドア、千駄ヶ谷にあった洋館のお屋敷の形見が使われている。
この扉だけでなく、調度品には先々代からの重厚な素晴らしいものが並んでいた。
(素敵なお住まいを見せて頂き、有難うございました!!)

海にも近い場所で、元は和風建築の鎌倉らしい別荘だったとの事。
何だか今日は偶然にも、湘南の別荘文化に触れた一日だった・・・戦前の日本には豊かな暮らしがここにあったのだ。




逗子まちなみ再生研究会

2007年02月19日 | 湘南・逗子の暮らし
逗子市まちづくり審議会でご一緒している田中委員から「別件で一度、意見交換を」とのお誘いを受け
[逗子まちなみ研究会]のお仲間である、建築家の長島孝一氏のアトリエに伺った。
ご自宅に隣接した長島氏のアトリエは、逗子海岸に近い旧別荘地の風情が残る新宿地区にあり
かの鹿鳴館から持ってきたという話の“黒門”のお向かい。

写真左のアトリエ含む増築部分は長島氏の設計によるのもだが、右の母屋は何と文化庁指定登録有形文化財で築100年を超える日本建築。
 

そんな長島(写真左)邸や逗子の歴史を写真と共に田中氏(中)・及川氏(右)にもお話を伺いながら
今後、研究会を発展的に[まちなみデザイン推進委員会]として活動を進め
“逗子らしいまちなみ、および まちなみデザイン”とは何かを言語化していく活動アウトラインを拝見。
かつ、モデル事業の設計プレゼンテーション案にまで落としているものを見せて頂いた。

モデル事業は、[低層によるヒューマンスケールのまちなみ]を具体化した長島氏の設計案で
住宅地の建替事業を既存の植栽を残し、グループホームや賃貸住宅にコミュニティ・スペースなどを盛り込んだもの。
地元住民もちろんこのメンバー自身も、住みたい・通いたい文化的なスペースを目指している。

そこへ私がいつかは実現したいと思っている[外人観光客用B&B(Bed&Breakfast)]の構想をお話したところ、「これに加えれば良い!」と面白い展開に。

逗子のまちなみや自然・文化を残しながら、地域を活性化させたいというプロジェクトは
地元有志があちらこちらで動き出しているようだ。団塊の世代の退職で、更に活発になっていくのだろう。
是非、先陣を切った実現に向けて知恵を絞ってみたい。