VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

コシノジュンコ、IIDA

2006年04月20日 | 住宅業界
IIDA(国際インテリアデザイン協会)
次期、日本支部プレジデントになられる丹羽さん(写真右)からご案内を頂き、
デザイナーのコシノジュンコさんの講演会に参加した。

私は協会会員では無いので、参加費9000円と
「話を聞くだけにしては高いよなぁ…」と二の足を踏みながらも
「勉強、勉強!」と思い直して伺う事にした。

思いついでに、ミラノでお世話になった
クライス&カンパニーの高原まみさんを誘ってみた。
流石、向上心旺盛な営業ウーマン!
当日の誘いにも係わらず、二つ返事で飛んで来てくれた。

コシノさんは、撮影NGだったので冒頭のスライドだけ撮ったが(写真左)
そこには、20代の時に住んでいたお家で撮られた、若かりし日のジュンコさんが映し出されている。
乗っけから、非凡さを感じずにはいられない。
60年代の日本とは、解説無しには誰も言い当てる事は出来ないだろう。
天井の高い洋館の空間で、ソファや家具と同じオレンジを身にまとったジュンコさんは靴を履いている。
その頃から今尚、室内でも靴を履く習慣だそう。‘美’へのこだわりが垣間見える。

その頃の賃貸住宅(400坪の大きな庭の戸建て)に住んでいた時代から
現在の青山自社ビルのペントハウス自宅に至るまで、
住まいの変遷をパリの高級アパルトマン含めて5軒、写真で見せて下さった。

どんなホテルのスウィートに泊まっても「やっぱり自宅が一番」と思えるほど
‘家’へのこだわりは強く「家が大好きで、大好きで」と
そのお言葉どおり各年代で個性溢れ、また進化してきた住まいの写真が続いた。

印象に残った言葉では、【憧れ】=どんな家に住みたいかを持つ事。
一人住まいの時に、Bedでコーヒーが飲めるサイドテーブル(病人用の、と表現されたが!?)に憧れたとか
リゾートや太陽への憧れなど、いつも少し【背伸びするくらいが良い】と。
それがここまで世界的な活躍をする、原動力なのだろうと実感させられた。

「家にはどんどん人を呼ぶこと」というお話どおり、
今回の講演会のプレゼントとして“ご自宅ご招待”を設けられた。
出席者の中で1/10位の確立だろうか?ナント、その抽選に藤井&高原さん二人共に当たった!!
大喜びの私達は、5月のお招きを楽しみに六本木ヒルズを後にした・・・