VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

マントルピースにTVリアリティ・ショー?

2006年04月24日 | My Home
私が自邸に作りたかったものの一つが、マントルピース(暖炉)である。
Mantlepieceマントルピースは、洋式住宅では日本の床の間のような位置づけ&役割である。
その家にいくつマントルピースがあるか、その多さが家の格式を語り暖をとる以上に、大切な役割がある。

部屋の中心に構えられ、その上に季節感を出す装飾を施す。
クリスマス・ストッキング(靴下)や緑のリースを垂らしたり、クリスマスは最も象徴的である。
また家族やご先祖の写真を並べ、懐かしみ感謝し思い出を大切にする場としても活躍。

しかしながら、基本的な機能である暖炉として使うには日本では手間がかかり過ぎる。
そこで私が考案したのが、テレビ置き場としてのマントルピース!
写真にあるように、マントルピース(炉だな)の中にテレビを入れて
その存在自体を隠しながらも、部屋の中心でソファに寛ぎながらテレビを見れる。

マントルピース自体は、洋雑誌で選んだデザイン写真を建築士に見せて
木製モールディングをパーツで選んで発注してもらい、大工さんに造作してもらった。
その上には、これも憧れていた大きな天井まである鏡を設置。
同じく木製のモールディングとミラーを別途発注し造作。
白のペイントで仕上げ、かなり満足度の高いものが出来上がった。


Timが写真で見ている番組は、「American Idol」。
CATVでは海外の番組が充実していて、日本の娯楽番組を見る機会が減った。
特に面白いのが、視聴者参加番組の所謂リアリティ・ショー。(FOX
私が最初に虜になった番組が、
ゲイとストレートの男性陣14人が一人の美女Jackieを射止めるまでのストーリーの「Gay or Not」。
(原題「Playing It Straight」)
なかなか日本では、素人があそこまで面白くなる事は少ない。
やはり個性が大切にされ、評価される世界だからこそ
参加者によって大きな違いが出て「あの人のここが好き。あんな所が嫌い」とか
見ている者同士で、話が弾んでどんどん惹きつけられる。


私が自邸にマントルピースもどきを作ったように、文化を輸入するのと同じで
「クイズ・ミリオネア」「クイズ・ヘキサゴン」などTV番組の輸入も多いが、
日本では出演者が素人ではなく芸能人で、番組が成り立っているところが興味深い。
「American Idol」は英国がオリジナルだが、日本に来る日も近いか!