スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

復讐の脱獄・ガンマン無情

2007年06月07日 | Weblog
ボクにとっては大変思い出深い作品が、このたびスペインでDVD化された。

中学生(確か3年生だったか…)の時に、電波の入りにくいUHF局で放映されたもののひとつだ。
学校から帰ったら、すぐに屋根に登って、UHFアンテナを、その放映局の方向に向け、
コンバーターの中の可変コイルのネジをいじって、一番よく映るように設定。
映画が始まるずいぶん前から、TVの前で待っていたのを覚えている。
しかも、当時の我が家のTVは白黒!!
残念なことに、録音機器が全く用意できず、自分の耳と縦笛だけが頼りだった。

もちろん、当時の習わしとして、こういったマイナーな作品は、たいがいがメインタイトル
がカットされていた。
この作品もご多分にもれず、メインタイトルはなかったが、エンドマークの出るところで、
いきなりかっこいい歌が始まった。
もう、耳をダンボのようにして音を脳に刻み、すぐに縦笛で再現して、音符にしてメモをした。

録音機器に頼らない音の保存方法としては、最低のレベルだが、ボクにとっては最高の
録音方法だったようで、その後10年以上経って、海外のビデオを見るまで、かなり正確に
メロディは覚えていたと思う。

ともあれ、英語版、イタリア版、そして今回のスペイン版の画面を比較してみた。



これは、メインタイトルの題字の部分。どのバージョンもこのメインタイトルはワイド版だ。
ただ、イタリア版は、文字の切り替えの際に、弾丸が飛んできて、文字を炸裂させるような
効果があってとてもエキサイティングで面白い。

画質は、今回リリースのスペイン版は正直言って、いまいちだ。
ワイドスクリーンなのはとても嬉しいのだが、けっこうピンボケな画質なのだ。
アメリカのTV放映版が、フルスクリーンだが画質的には優れている。





ま、それでも、いずれも中学生の頃に見た映像に比べれば、月とスッポン。
しかし、中学生の脳に刻まれた印象は、ワイドもフルも、カラーも白黒も超越していて、普遍だ。



左から、スペイン版、イタリア版、そして英語版と並べてはみたが、確かに映っている範囲は違う。
しかし、思い出の中のエンディングは不動だ。

な~んて、オセンチで意味不明なことをダラダラ書いてしまった…

ストーリーなどは、いつかR.C.さんがご自身のブログで紹介してくれると思う。
うん、きっと。

お願いしま~す、R.C.さん。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そこまで言われますと... (R.C.)
2007-06-07 01:17:08
そこまで言われますと、紹介しない訳には行きませんね。ただ、これまでの紹介作品はTVも含め未公開作品に限定していましたが...

ところで、スペイン版DVDですが、日本国内の配送業者の都合で土曜日配達となってしまいました。(ひどいことに翌日配達を約束したにもかかわらず、当日に断りの電話を入れてきました。)
○edexとか、○HLとか、○NTとか国際貨物会社って、宅配便の会社に比べるとサービスが良くないですね。
返信する
DVD紹介 (palerider)
2007-06-07 08:25:42
Garringoさん、こんにちは。

怒涛のDVD紹介、ご苦労様です。まだ見ぬマカロニ、いつもわくわくしながら拝見してます。

各国によるバージョン違い、非常に興味深いですね。もう、底なしなのよくわかります。


R.C.さん、こんにちは。

私は以前○HLから、国内分の送料(?)だといって請求書が来たことがあります。海外のCDの業者には規定の送料も支払っていたので、これについてはもちろん無視しましたが。
返信する
感動したっ! (蔵臼 金助)
2007-06-07 15:11:12
Garringoさん、皆さん、こんにちわ。

当時のマカロニの視聴方法に昔を思い出し、思わず当時の興奮を思い出してしまいました。
そうでしたねえ。私も夜、一人で邪魔されずにマカロニを観たくて、モノクロの小さなTVを押し入れに持ち込み、アンテナを動かしながらイヤホンで音声を聞き、鑑賞していたことが多々ありました。

今考えると、相当にプリミティヴな楽しみ方ではありましたね。通勤しながらポータヴルのデジタルオーディオ機器で『ブラバドスの黄金』を聞く…という現在が、昔読んだSF小説の未来像になってしまっていて感無量であります。

ところで、以前ちょこっと書いたIVCのイタリアTVシリーズは、古典演劇のTVシリーズとか現代劇ばかりで、馬も銃も出てこない作品ばかりでした。
返信する
こんばんは~ (Garringo)
2007-06-07 22:01:47
皆様、コメントありがとうございます!

昨夜は、ついついワケの分からぬことを書き連ねてしまいました。

R.C.さん、そういえばそうでしたね。未公開作のご紹介をされてましたね。
どうか、無視してやってください。
しかし、その配送業者、ヒドイですねえ。
そんなのありですか?!そんなに待たされたら、ボクだったら気がおかしくなりますよ。
DVD紹介は、ひとまずお休みにしておきますね。だって楽しみがなくなりますもん。

paleriderさん、いつも見てくださってありがとうございます。
なんか、中身の偏った紹介で申し訳ありませんです。

蔵臼さん、やはりボクらTVマカロニ世代の原点は、どこか後ろめたい深夜のマカロニ鑑賞とラジカセ録音談義に尽きますね。
世界地図帳のアメリカ西部のあたりで、「スノーヒル」ってどこや~?と探していた自分が哀愁のピストレロ。

って、また…
返信する

コメントを投稿